すばるのライバル、指導者とは? わかりやすく解説

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すばるのライバル、指導者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 01:12 UTC 版)

昴 (漫画)」の記事における「すばるのライバル、指導者」の解説

呉羽 真奈(くれは まな) すばる、和馬の同級生幼馴染幼少時より母親経営するバレエ教室指導を受け、すばると共にローザンヌ国際バレエコンクール決勝進出した実力持ち主。 和馬の見舞い訪れた際、すばるが病室で踊る姿を目撃してダンサーとして天賦の才能知覚する以後、すばるをライバルとして強く意識し自分との差が拡がることに苛立ちながらも、底知れぬ才能魅了される複雑な感情を抱く。すばるの奔放な言動振り回されつつ、システロンの「ボレロ公演チケット販売協力するなど、陰ながらサクセスストーリー随行者となった。すばるの心の闇含めて、彼女のことを最も理解できるソウルメイト」であると自負しており、すばるのダンスパートナーになったニコ・アスマーに対して嫉妬心露わにした。 春原多香子(すのはら たかこ) ニューヨーク帰りのジュニアクラス・バレリーナ。5歳の頃からクラシック・バレエ始め、アメリカバレエ界の名門アメリカン・バレエ・シアター(A.B.T.)の著名な指導者フレディ・ヒューストン見初められ、A.B.T.入団誘いを受けるほどの逸材。 すばるの初舞台となった白鳥の湖」の群舞興味持ちプロへ第一歩としてローザンヌ国際バレエコンクールへの応募助言する。そのローザンヌでは自分決勝進出。すばるを相手にしても決しひるまず、自らの表現沿って踊りきる冷静さを持つ。そのバレエはすばると対極的で、観衆太陽如く暖かな陽射し包み込むのような感覚与える。その後A.B.T.スクール進学しニューヨークですばると再会した際、ABT II(A.B.T.の若手部門)でのプロデビュー公演招待するプリシラ・ロバーツ バレエ界の女王として君臨する世界屈指のバレリーナ一人。米バレエ界の名門ニューヨーク・シティ・バレエNYCB)において15年にわたりプリンシパル務めている。17歳時にバレエ本格的に学ぶため、オハイオからニューヨークへ移住長い下積み経てNYCB創始者である伝説的振付師ジョージ・バランシン見出され最後ミューズとなる。 創作対す姿勢ストイックで、毎日基礎的な訓練欠かさず表現納得できるまで徹底的に自分追い込む舞台に立つ怖さ知っており、本番前には常に代役ダンサー準備させていた。10年究極目標として、「将来宇宙人相手バレエ意思疎通を図ること」を本気で目指している。 世界的な名声有するセレブリティであるが気取ったところはなく、気の向くまま好奇心赴くまま行動して辣腕マネージャーマリア振り回している。心情表現する言葉上手くつけられず、抽象的な物言いをする時があり、周囲から変人思われている部分もある。 新聞記事で目にしたシステロンの刑務所慰問公演様子からすばるに興味抱きバイク乗って次の慰問公演先を訪問。すばるが近い将来自分の座を脅かす“似て非なる異質な才能の持ち主”であることを強く感じ取る直後に自らの目指すヴィジョン明確になった事を契機に、バレエ人生における最大課題であったボレロ」に挑戦することを決意偶然にもすばると同日程同演目で、ニューヨーク舞台直接対決することになる。公演では最後の5分間だけ無演奏にさせ、ダンス中に“耳から入る情報まで”練り込んでしまうという奇跡のような光景現出させた。しかし、観衆帰宅後も幻聴悩まされるろうこと予想して観客につけを回してしまった。自分まだまだ青い」と、この大いなる実験自嘲する。 ヴァルナ国際コンクールですばるとシュー・ミンミンの次世代対決見届けた後、すばるの母親が事故入院中という話を聞いて来日枕元母親語り掛け昏睡状態から呼び覚ますという不思議な力発揮する振付師ミカエル・エリクソン日本呼び寄せて不思議の国のアリス公演実現し共演者のすばるに頂点に立つ者のオーラ見せつけた。 カティア・フォン・ロール バレリーナとして超一流センス秘め持つ伯爵家の子女。名ダンサー、イワン・ゴーリキが現役生活最後パートナーとして育てようとするが、バレエ向き合う真剣さが足りず怠惰な生活を送っている。ローザンヌ国際バレエコンクールでは、自分の「当て馬」として用意されたすばるにイワンパートナー候補の座を奪われ、見限られてしまう。 その後はすばるに憧れて改心し、すばるを追って英国ロイヤル・バレエ団からベルリン・ワルデハイム・バレエ移籍する盲目ニコパ・ド・ドゥを踊る予定だったが、相手動き先読みし合わせてしまう器用さゆえに、本物ペアとして成立しなかった。 許 敏敏(シュー・ミンミン) アメリカン・バレエ・シアター (ABT) 所属中国人バレリーナ雲南省大理に暮らす白族出身7歳の頃北京雑技学校スカウトされ厳し訓練に耐えてトップ候補生となるが、プリシラの「白鳥の湖」を観てバレエ魅力知り周囲反対押し切って渡米するその後バレエ始めて3年たらずで新鋭ダンサーとして頭角を現すが、苦労をかけた母親中国から呼び寄せるため、アメリカで早く成功したい焦っている。 ピーター・マーフィーとのペアヴァルナ国際コンクール出場し、すばるを最大ライバルとして意識する。しかし、決選でのすばるの踊り見て感動し、すばるの方がプリシラに近いことを認める。母親へのわだかまり抱えるすばるを諭すため、あえて失格覚悟で「ジゼル」を踊る。 呉羽 真子(くれは まこ) 真奈母親プロバレエダンサー自宅に「呉羽バレエ・スタジオ」を開き真奈やすばるを指導している。週2回しレッスン現れないすばるが高度な技術披露することを怪しみ伝説バレリーナ日比野五十鈴の手ほどきを受けていたことを知ると、嫉妬心からすばるに破門言い渡すイワン・ゴーリキー ボリショイ・バレエ団で「英雄」と呼ばれた世界的に著名なプリンシパル・ダンサー。愛称ワーニャ先行き短い現役生活において、自分相応しベスト・パートナーと踊る事を望みカティア才能惚れ込んで育て上げようとする。ローザンヌ前に日比野からすばるの指導依頼されカティア触発するための「当て馬」という条件フリーコンテンポラリー)・バリエーション振り付けコーチ引き受ける。だが、想像超えるすばるの成長ぶりと、ローザンヌでみせた「重力から解き放たれたような踊り」に圧倒され、「私の星(エトワール)」と認める。しかし、すばるの「踊ることへの執念」を煽るため日比野の死までも利用した冷徹さを嫌われコンクール直後決別される。 その後英国ロイヤル・バレエ団客員としてマクミラン版ロミオとジュリエット」のプリンシパルタマラ・コルスパートナー務めるが、すばるに感じた麻薬のような極限状態を味わうバレエ忘れられず、苛立つ日々送っている。

※この「すばるのライバル、指導者」の解説は、「昴 (漫画)」の解説の一部です。
「すばるのライバル、指導者」を含む「昴 (漫画)」の記事については、「昴 (漫画)」の概要を参照ください。

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