2062氏
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概要
2010年11月17日、2ちゃんねるのオカルト超常現象掲示板に「おれ、未来から来たけど何か質問ある?」というスレッドが立てられ、スレ主(スレッドを立ち上げた本人の事)である自称「2062年からやってきた未来人」が住人との質疑応答の形で未来を予言(実際に未来人であるというのなら、予言ではなく予告)していった。
質疑応答の形だが、時折2010年の“常識”が通用していない回答をしている。また、大量死など未来を変えてしまうとされる自称に関しては、回答をはぐらかしたり、重要事項なので答えられないと回答したりしている。なお、タイムトラベルによる時間遡行は厳しい制限がかけられているとしている。
彼が彼自身についてはっきりと明言していることは次の通りである。
「2062氏」という名称は、彼が2062年からやってきたと自称していることや、彼の模倣とされる数多くの自称未来人(そのほとんどは、偽物と看破されている)との区別の意味から、“現在”の住人によって付けられた便宜的なものである。なお、2ちゃんねるでは一般的に、数字名はその人物が最初に書き込んだレス番号であることが多いが、当時はすでに1スレッドあたり1000レス・512kBを上限とした現在のシステムに移行している。
当初、アメリカで評判になっていたジョン・タイターの模倣者として扱われていた。また、当時放映が開始されたアニメ『Steins;Gate』にかぶれた者による、所謂ネタスレとも言われていた。
評価の一変
2010年の“初来訪”の際、「未来に起きる大災害」について彼はこの暗号を残していった。
自然災害に関しては、言う事が許されない。人口動態変化に繋がる事は言えないのだ。ただし、忠告しておく。 yあ 間 N意 埜 b於 ㋹
暗号そのものは割合と簡単で、ローマ字入力でキーボードをタイプした際に表示しうるものであり、内容は、
「山に登れ」
であるとされていた。しかし、2010年の段階ではこれと災害がどう直結するのかわからず、もっと複雑な暗号なのではないかと疑うものも多かった。
しかし、2011年3月11日に東日本大震災が発生したことでその持つ意味が明らかになったとされた。同震災では地震そのものや地震災害時に多い火災より、津波による死傷者が多かった。「山に登れ」とは、津波から避難しろという意味だったと解釈された。
これ以降、ジョン・タイター同様、非現実的・非論理的な存在であるとみなされながらも、インターネット・ミームによって発生した他の“自称未来人”とは一線を画して扱われるようになった。
タイムマシン、タイムトラベルについて
2062氏はタイターと異なり、タイムトラベルに関する技術的、理論的な記述は行っていない(そもそも質問されていない)。一方で、タイムトラベル、特に遡行に対して厳しく制限がかけられている事がわかる。
タイムマシンは「未来タイプ」が先に開発される。この「未来タイプ」とは、「出発点より未来に行ける」という意味である。しかし、行って帰ってくることができるのかは明言していない。
最初に開発されるのはVCX5000と呼ばれる「未来タイプ」のタイムマシンで、この形状は2010年時代の電車に似た細長い形状をしているとされる。またこの記述は同時に、彼が日本人であることを強く印象づけさせる。「鉄道の車両」ではなく「電車」という表現である。一般的に「鉄道の車両」≒電車という考え方は日本人特有のものに近いためである。
その後、数十年過去に行けるG+NXK6290が開発されるとしている。これは楕円形をしているとされる。
- 1 2062氏とは
- 2 2062氏の概要
- 3 2062氏の発言に説得力を与えている部分
- 4 再来訪
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