鹿児島車両センター 配置車両の車体に記される略号

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鹿児島車両センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 03:02 UTC 版)

配置車両の車体に記される略号

  • 旅客車:「鹿カコ」鹿児島支社を意味する「鹿」と、鹿児島の電報略号「カコ」から構成される。
  • 機関車:「鹿」鹿児島を意味する「鹿」から構成される。

過去に整備済み車両の車体に記されていた略号

鹿総車」または「KG

配置車両

以下は、2023年令和5年)4月1日現在の配置車両である[1][4]

用途 電車 気動車 機関車 貨車 合計
営業車 66両 53両 1両 0両 121両
保留車 24両 3両 0両 0両 27両
合計 90両 56両 1両 0両 124両

電車

当センター配置の電車は415系を除き、全車両がワンマン運転に対応している。

  • 415系(FK編成)
  • 713系 (LK編成)
    • 0番台の2両編成4本 (LK1 - 4) の計8両が配置されている[9]。現在はLK2・4のみ宮崎に常駐しており、「サンシャイン」の愛称で日豊本線(延岡 - 西都城間)ならびに宮崎空港線日南線南宮崎 - 田吉間を含む全線)で運用されている。
    • 713系は全編成が当センターに所属している[10]。いずれの編成も製造時から900番台を名乗っていたが、主回路更新工事にともない0番台に改番された[11]
    • LK1・3 編成は2022年9月23日のダイヤ改正で定期運用から離脱しており[9]、いずれも保留車となっている[6]
  • 817系 (VK編成)
    • いずれも2両編成で、0番台12本 (VK002, 003, 005, 007 - 011, 014, 019, 025, 027)、500番台9本(504, 506, 513, 515, 517, 518, 521, 523, 529)、1000番台4本 (VK101, 103, 104, 108)、1500番台2本 (VK1502, 1505, 1506, 1509, 1510, 1512) の計31編成・62両が配置されている[12]。全車が直方車両センターからの転属車で、日豊本線(延岡 - 鹿児島間)・鹿児島本線(鹿児島 - 川内間)・宮崎空港線(日南線の南宮崎 - 田吉間を含む全線)で運用されている。
    • 2021年9月25日付でVK004編成は小倉総合車両センターにて転換クロスシートからロングシートへの改造、車外カメラ設置が行われ500番台となり、VK504編成(原番に+500)となった。その後2022年3月までにVK102編成、VK018編成、VK006編成にも同様の改造が施され、VK1502編成、VK518編成、VK506編成(原番に+500)となった。
    • なお、これまで当センター所属だったVK105編成は2016年3月に熊本車両センターへ転属している。
    • 同年10月1日に宮崎県宮崎市の踏切でダンプカーとVK104編成が衝突し長期運用離脱。南宮崎駅構内留置後の同月末当センターへ移動し、後日小倉へ回送されている。その後、2019年(平成31年)3月28日より運用に復帰している。
    • 2022年3月12日に直方車両センターからVG108編成が、同年3月31日にVG109が小倉総合車両センターにて全検及びロングシート化改造を受けVK1509として転属した。なお、2022年5月10日の時点で108編成には福北ゆたか線ステッカーに少し手が加わった形で、1509編成は鹿児島所属の青色CTステッカーに貼り替えられた上で運用に入っている。
    • 2022年9月には直方・熊本・佐世保から12編成(0番台3本:023, 025, 027。500番台5本:513, 515, 517, 521, 529。1500番台4本:1505, 1506, 1510, 1512)が転入し[13]、415系の全運用および、713系の一部運用を置き換えた。

気動車

2011年4月1日までは「指宿運用」と「日南運用」に区別して運用されていたが、「日南運用」(日南線〈全線〉、日豊本線〈高鍋 - 西都城駅〉、肥薩線吉松 - 隼人駅〉、吉都線〈全線〉での運用)については同日に発足した宮崎車両センターに移管された。当センター所属車は「指宿運用」(日豊本線・鹿児島本線〈宮崎 - 西都城・国分 - 鹿児島中央間〉、指宿枕崎線〈全線〉、肥薩線〈吉松 - 隼人間〉、吉都線〈全線〉での運用)のみとなっている。なお、キハ40系気動車のうち、キハ140・147形の全車とキハ40・47形の8000・9000番台車は機関が換装されている。また、かつては原形機関に出力向上改造を施工した5000・6000・7000番台車が配置されていたが、後年に機関換装されて下記の8000・9000番台車に変更されている。

  • キハ40形
    • 8000番台の5両 (8038, 8050, 8056, 8064, 8101) の計5両が配置されている[14]。このうち8050は保留車[14]
  • キハ140形
  • キハ47形
    • 8000番台が15両 (8055 - 8057, 8060, 8070, 8072, 8074, 8077, 8088, 8089, 8120, 8123 - 8125, 8133)、9000番台が14両 (9042, 9046, 9048 - 9050, 9056, 9072, 9074, 9075, 9077, 9078, 9079, 9084, 9098)、計29両が配置されている[14]。このうち8074, 9074は保留車[14]
    • キハ47 8060と9079の2両は特急「指宿のたまて箱」仕様車である。
  • キハ200形
    • いずれも2両編成で、0番台が2本 (7+5007, 8+1008)、500番台が7本 (501+1501, 502+1502, 503+1503, 556+1556, 559+1559, 560+1560, 565+1565)、計18両が配置されている[14]。このうち550・1550番台は転換クロスシートからロングシートへの改造が行われた車両である。
    • 2021年3月12日付で556+1556・565+1565の4両が佐世保車両センターから転入した[15]
    • 当形式は指宿枕崎線(鹿児島中央 - 山川間)、鹿児島本線(鹿児島 - 鹿児島中央間)のみの限定運用となっている。

機関車

過去の配置車両

電車

  • 485系電車
    • 2011年4月時点で5両編成4本(DK11・12・14・15編成)、3両編成1本(DK1編成)、増結用ユニット2両(元DK16編成)、計25両が配置されていた。
    • 特急にちりん」、「ひゅうが」、「きりしま」で運用されていた車両で、3両編成は元「ハウステンボス」色をベースとした「K&H(きりしま&ひゅうが)」色となっている。その他の車両は赤ベースの「REDエクスプレス」色である。
    • 2011年3月のダイヤ改正をもって営業運転を終了し、全車が保留車となった。順次廃車・解体が行われており[17][18][19][20]、最後まで残ったDK1編成と増結用ユニットも、2013年(平成25年)1月小倉総合車両センターへ回送された[21]。このうち、2012年3月12日に小倉工場へ回送されたDK11編成は[22]4月28日幕張メッセで行われたニコニコ動画の大規模イベント「ニコニコ超会議」の企画「485系公開解体買付ショー」の提供車両とされ、解体が行われた[23]
  • 787系電車(BK編成)
    • 1992年(平成4年)に特急「つばめ」で営業運転を開始した。この時点では全車が配置されていたが、2004年3月のダイヤ改正で南福岡電車区に集約された。
  • 457系電車(JK編成)、475系電車(GK編成)
    • 2007年3月17日をもって運用終了。日豊本線(大分 - 鹿児島間)、鹿児島本線(鹿児島 - 川内間)で運用された。
  • 717系電車
    • 200番台2両編成2本(HK203・204編成)計4両が配置されていた。ワンマン運転に対応。
    • 2013年3月まで日豊本線(延岡 - 鹿児島間)、鹿児島本線(鹿児島 - 川内間)、宮崎空港線で運用されていた。2009年(平成21年)以前は杵築駅までの運用もあった。
    • 817系の増備により淘汰され[24]2014年(平成26年)7月14日に最後まで残っていたHK203・HK204が小倉工場へ回送され[25]、同年8月30日から9月18日にかけて廃車され廃系列となった。
    • 717系では唯一の3ドア車両であったHK901編成は、HK206編成と同じく2010年度内に廃車となった。

機関車

気動車

客車

  • 24系客車
    • 1986年(昭和61年)に「はやぶさ」「富士」の基本編成を品川運転所から、「なは」の基本編成を向日町運転所からそれぞれ転属させる形で配置。「はやぶさ」「富士」については「はやぶさ」の鹿児島乗り入れが廃止される1997年11月まで、「なは」については「なは」の鹿児島乗り入れが廃止される2004年3月まで運用された。

貨車


  1. ^ a b RF747付録.
  2. ^ a b c 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』2004年4月号「川内車両基地」pp.86 - 87。
  3. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2022夏 交通新聞社、2022年、p.227-229。ISBN 9784330028224
  4. ^ JRR 2023s, pp. 225–227.
  5. ^ a b JRR 2023s, p. 227.
  6. ^ a b RF747付録, p. 30.
  7. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2022夏 交通新聞社、2022年、p.360。ISBN 9784330028224
  8. ^ 木下健児 (2022年9月12日). “JR九州415系(500番代)鹿児島地区での運行終了、見送りイベントなど”. マイナビニュース. 2022年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月23日閲覧。
  9. ^ a b JRR 2023s, p. 226.
  10. ^ JRR 2023s, p. 239.
  11. ^ ジェー・アール・アール 編『JR電車編成表2022夏』交通新聞社、2022年5月19日、227頁。ISBN 978-4-330-02822-4 
  12. ^ JRR 2023s, p. 225.
  13. ^ JR電車編成表 2023w, pp. 361.
  14. ^ a b c d e f g RF747付録, p. 31.
  15. ^ 「JR旅客会社の車両配置表」『鉄道ファン(巻末付録)』第61巻第7号、交友社、2021年7月、付録 pp.29 - 31・39。 
  16. ^ RF747付録, p. 29.
  17. ^ a b 「JR車両のデータバンク2011/2012」『鉄道ファン』第52巻第7号、交友社、2012年7月、巻末 p.45。 
  18. ^ 485系Dk14編成が小倉総合車両センターへ - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース 2012年7月4日
  19. ^ 485系Dk-12編成が小倉総合車両センターへ - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース 2012年10月20日
  20. ^ 485系Dk15編成が小倉総合車両センターへ - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース 2012年12月12日
  21. ^ 485系5両が小倉総合車両センターへ - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース 2013年1月24日
  22. ^ 485系Dk11編成が小倉総合車両センターへ - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース 2012年3月13日
  23. ^ ニコニコ超会議でJR九州485系「公開解体」、激安レア部品の数々にどよめき - マイナビニュース2012年4月29日
  24. ^ 松永智「新車ガイド・817系2000・3000番台」『鉄道ファン』第52巻第7号、交友社、2012年7月、p.102。 
  25. ^ 717系HK3編成+HK4編成が小倉総合車両センターへ - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 2014年7月16日
  26. ^ キハ220-1102が小倉総合車両センターへ - ネコ・パブリッシング『鉄道ホビダス』RMニュース 2011年6月7日
  27. ^ a b 交友社『電車』1991年12月号職場だより「地域に密着した活動を JR九州 鹿児島車両所」pp.57 - 62記事。


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