赤城山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 16:57 UTC 版)
赤城山(あかぎやま、あかぎさん、後述)は、関東地方の北部、群馬県のほぼ中央に位置する山。太平洋プレートがオホーツクプレートに沈み込んでできた島弧型火山である。また、赤城山は、カルデラ湖を伴うカルデラを持つ関東地方で有数の複成火山である。
注釈
- ^ 赤城山は黒檜山など、いくつかの山の総称であり、裾野の長さはその総称としての値である。
- ^ 上毛かるたのすには、赤城山の裾野の長さが2番めに長いということが書かれている。
- ^ 上毛かるたに「雷と空風」などと詠まれるように、雷は群馬県の特徴の一つとみなされている。実際、渡良瀬川方面の雷雨は赤城山から生じることが多い[2]。
- ^ 「嵓秀(くろほ)」の字をあてるとも[4]「嵓」は「巖」(巌)の異字体。
- ^ このとき同時に「伊賀保神」=榛名神社にも従五位下が与えられている。(『続日本後紀』巻八、承和六年(八三九)六月壬申条)
- ^ 地方によっては「大ムカデ」と「大蛇」が入れ替わり、赤城山が大蛇で二荒山が大ムカデとも。
- ^ 現存するのは、前橋市の「富士見町赤城山」(1960年〈昭和35年〉設置)、桐生市の「新里町赤城山」(1950年〈昭和25年〉より)、渋川市の「北橘町赤城山」(1954年〈昭和29年〉より)がある。またかつては敷島村・横野村に「赤城山」(1942年〈昭和17年〉 - 1956年〈昭和31年〉)があったが、両村が合併し赤城村となった際に同名回避のため「北赤城山」「南赤城山」と改名し、現在は「渋川市赤城町北赤城山」・「同市赤城町南赤城山」となっている。
- ^ a b オトギの森湖を消失させたのはガラン沢という西側の流れ。小沼を縮小させたのは現在も小沼と繋がる東側の流れである。
- ^ 群馬県内の小学校では、運動会の組分けを、上毛三山の名前を用いて「赤城団」、「榛名団」、「妙義団」の3組とし、対抗させることが多い。かつては「浅間団」(浅間山に由来)または「白根団」(白根山に由来)を含める場合もあったが、少子化の影響で4組対抗が困難になっている。
出典
- ^ 富士山に次いで日本では2番目に裾野が長い山は?じゃらん2021年2月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 平凡社『日本歴史地名大系』「10 群馬県の地名」、1987年、pp.476-477「赤城山」
- ^ a b c d 『なるほど赤城学-赤城山の自然と歴史・文化』、pp.19-20「第3章 赤城山の名前」「くろほの嶺」
- ^ a b c d ナカニシヤ出版『改訂 新日本山岳誌』、日本山岳会編、2016年。pp.632-633「赤城山」
- ^ a b 『なるほど赤城学-赤城山の自然と歴史・文化』、pp.13-14「赤城神社の社歴」
- ^ 『なるほど赤城学-赤城山の自然と歴史・文化』、p.21「第3章 赤城山の名前」「赤城の名前の登場」
- ^ 岩沢正作『赤城山大観』毛野研究会、1932年10月30日、81頁。
- ^ a b c d 『なるほど赤城学-赤城山の自然と歴史・文化』、pp.21-23「第3章 赤城山の名前」「赤城の名前の由来」
- ^ a b 三省堂『日本山名事典』、編/石井光造・徳久球雄・武内正、2004年。p.8「あかぎやま」
- ^ a b 人文社「県別シリーズ8郷土資料事典 群馬県・観光と旅」、1991年、pp.31-32「赤城山」
- ^ 五十嵐誠祐・柳井久雄、『赤城山の文学碑』、上毛新聞社、1997年、pp.70-75「赤城の神と日光の神のたたかい」
- ^ 富士見村誌編纂委員会『富士見村誌』富士見村役場、昭和29-11-23、36頁。
- ^ 勢多郡誌編纂委員会『勢多郡誌』勢多郡誌編纂委員会、1958年3月30日、49頁。
- ^ “コトバンク 赤城山”. 2016年10月9日閲覧。
- ^ a b c 栗原久『なるほど赤城学-赤城山の自然と歴史・文化』上毛新聞社、2007年、p.6「あかぎやま・あかぎさん?」
- ^ 県立赤城公園 群馬県環境森林部自然環境課サイト
- ^ 角川書店『角川日本地名大辞典 10 群馬県』、p.67「赤城山」
- ^ 上毛新聞社『群馬新百科事典』、p.10「赤城山」
- ^ 山と渓谷社『分県登山ガイド10群馬県の山』、編著・太田ハイキングクラブ、2016年、p.70「黒檜山」
- ^ 上毛新聞社、『まるごとガイド ぐんま百名山』、2007年(初版1刷)、2016年(初版4刷)、p.8
- ^ 国土地理院公式サイト、日本の主な山岳標高、群馬県の山、2023年5月5日閲覧。
- ^ “赤城山”. 気象庁. 2016年10月9日閲覧。
- ^ “近藤酒造株式会社”. 近藤酒造. 2016年10月9日閲覧。
- ^ “コトバンク 赤城山(日本酒・本格焼酎・泡盛銘柄コレクション)”. 2016年10月9日閲覧。
- ^ 山と渓谷社『世界山岳百科事典』1971年、pp.7-8「赤城山」
- ^ 早川由紀夫「赤城山は活火山か?」(1999年地球惑星関連学会合同大会 As-012)(当該大会予稿集PDF)
- ^ 中央防災会議-災害教訓の継承に関する専門調査会『災害教訓の継承に関する専門調査会報告書(第3期)』「1947 カスリーン台:4章 山間部の土砂災害、特に渡良瀬川流域について」2010年(PDF)
- ^ 『宮城村誌』(主著・尾崎喜左雄、1973年)
- ^ 『赤城山名勝案内』5 - 6ページ。
- ^ “創業明治26年 元祖カリカリ梅の開発メーカー | 赤城フーズ株式会社”. 創業明治26年 元祖カリカリ梅の開発メーカー | 赤城フーズ株式会社. 2020年5月31日閲覧。
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