谷川浩司 肩書き

谷川浩司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 08:53 UTC 版)

肩書き

昇段およびタイトルの獲得・失冠による肩書きの遍歴を記す。(色付きは継続中の記録)

日付 肩書き 保持タイトル 日数 備考
1976年12月20日 四段
-
832日 プロ入り
1979年04月01日 五段
-
366日 順位戦C級1組昇級
1980年04月01日 六段
-
365日 順位戦B級2組昇級
1981年04月01日 七段
-
365日 順位戦B級1組昇級
1982年04月01日 八段
-
440日 順位戦A級昇級
1983年06月15日 名人 名人 720日 名人獲得 第41期名人戦
名人防衛 第42期名人戦
1985年06月04日 前名人
-
276日 名人失冠 第43期名人戦
1986年03月07日 棋王 棋王 381日 棋王獲得 第11期棋王戦
1987年03月23日 九段
-
158日 棋王失冠 第12期棋王戦
1987年08月28日 王位 王位 221日 王位獲得 第28期王位戦
1988年04月05日 二冠 王位・棋王 70日 棋王獲得 第13期棋王戦
1988年06月14日 名人 名人・王位・棋王 728日 100日 名人獲得 第46期名人戦
1988年09月22日 名人・棋王 187日 王位失冠 第29期王位戦
1989年03月28日 名人 154日 棋王失冠 第14期棋王戦
名人防衛 第47期名人戦
1989年08月29日 名人・王位 287日 王位獲得 第30期王位戦
1990年06月12日 王位 王位 112日 名人失冠 第48期名人戦
王位防衛 第31期王位戦
1990年10月02日 二冠 王位・王座 56日 王座獲得 第38期王座戦
1990年11月27日 竜王 竜王・王位・王座 771日 321日 竜王獲得 0第3期竜王戦
王位防衛 第32期王位戦
1991年10月14日 竜王・王位 88日 王座失冠 第39期王座戦
竜王防衛 0第4期竜王戦
1992年01月10日 竜王・王位・棋聖 49日 棋聖獲得 第59期棋聖戦
1992年02月28日 竜王・王位・王将・棋聖 194日 王将獲得 第41期王将戦
棋聖防衛 第60期棋聖戦
1992年09月09日 竜王・王将・棋聖 119日 王位失冠 第33期王位戦
1993年01月06日 二冠 王将・棋聖 194日 竜王失冠 0第5期竜王戦
棋聖防衛 第61期棋聖戦
王将防衛 第42期王将戦
1993年07月19日 王将 王将 940日 棋聖失冠 第62期棋聖戦
王将防衛 第43期王将戦
王将防衛 第44期王将戦
1996年02月14日 九段
-
289日 王将失冠 第45期王将戦
1996年11月29日 竜王 竜王 194日 竜王獲得 0第9期竜王戦
1997年06月11日 竜王・名人 竜王・名人 372日 名人獲得 第55期名人戦
竜王防衛 第10期竜王戦
1998年06月18日 竜王 竜王 154日 名人失冠 第56期名人戦
1998年11月19日 九段
-
230日 竜王失冠 第11期竜王戦
1999年07月07日 棋聖 棋聖 390日 棋聖獲得 第70期棋聖戦
2000年07月31日 九段
-
759日 棋聖失冠 第71期棋聖戦
2002年08月29日 王位 王位 569日 王位獲得 第43期王位戦
王位防衛 第44期王位戦
2004年03月20日 二冠 王位・棋王 172日 棋王獲得 第29期棋王戦
2004年09月08日 棋王 棋王 170日 王位失冠 第45期王位戦
2005年02月25日 九段
-
6296日 棋王失冠 第30期棋王戦
2022年05月23日 十七世名人
-
665日
十七世名人襲名

注釈

  1. ^ 藤井聡太は2016年10月1日付で四段昇格しており、6年243日後に名人となっている。
  2. ^ 中学2年でプロ入りしたのは、谷川と藤井聡太の2名のみ。加藤の四段昇段時は、谷川より年齢は若かったが、誕生日の関係で中学3年であった。
  3. ^ なお、この頃の順位戦(1977 - 1985年度)は、主催社が朝日新聞社から毎日新聞社に変わった影響で、A級に相当するリーグが「名人戦挑戦者決定リーグ戦」、B級1組 - C級2組に相当するリーグが「昇降級リーグ戦1組」 - 「〃4組」という名称であった。
  4. ^ a b 谷川は当時の規定により、名人就位翌年の4月1日に、史上最年少で九段に昇段した。この記録は、竜王戦昇段規定で飛び昇段を認めるなどの規定変更により、2005年に渡辺明(21歳7か月)が僅か2か月で3つ昇段して九段になり、破られた。ただし仮に、谷川が名人奪取の日(21歳2か月)に九段昇段していた(佐藤康光新名人以降の規定)とすると、記録は破られていなかった計算になる。最年少九段の記録はその後、2021年藤井聡太(18歳11か月)によって更新された。
  5. ^ 「全日本プロ将棋トーナメント」は2001年度をもって発展解消して「朝日オープン将棋選手権」に移行した。そのため、同棋戦では谷川の優勝回数歴代1位が確定している。
  6. ^ 第23期十段リーグ(1984年8月3日)にて、自玉が王手がかからない穴熊であることを生かし、71手目に▲3二飛成と切って‘乱暴に’谷川玉を寄せて勝利。
  7. ^ 2020年現在、タイトル戦が7つになった以降に7タイトル(新設の叡王を除く)を各1回以上獲得した棋士は、他には中原誠羽生善治のみである。ただし、竜王戦創設後では谷川が最初である(中原は竜王戦の前身の十段戦ではタイトルを獲得しているものの、竜王の獲得経験はない)。
  8. ^ まず、序盤早々、18手目△4二角と引いて4四の歩のタダ取りを許し、さらには、谷川の玉に迫っていた7九の と金を9九の香車を取るだけのために2手をかけて、△8九と(56手目)- △9九と(64手目)と「退却」させた。
  9. ^ 前年に竜王を獲得したことも、当年の賞金額に寄与している。
  10. ^ 2013年と2017年は渡辺明が1位。
  11. ^ これ以降も名人や竜王のタイトルを失冠して無冠になった後に段位を称する棋士が続いた事情もあり、2020年に前竜王と前名人の称号が廃止された。
  12. ^ ダイジェストを短時間で伝える予定だった深夜のNHK BS2の放送枠(1999年6月8日 23:40 - 24:00)は生中継と化し、司会の吉川精一アナウンサーは冒頭に「なお熱闘が続いています」を2度繰り返した。放送が始まった時は189手目で、谷川が佐藤の玉を詰ますことができるかどうかの難解な局面であったが、詰ませず、佐藤の203手目を見て23:54に谷川は投了した。
  13. ^ 三浦弘行が藤井システムの対策として考案
  14. ^ リーグ陥落の制度が無かった第1回第1期および第2期(1950年度~1952年度)を除く。
  15. ^ 4年後の第55期王将戦で久保利明も「達成」した。
  16. ^ 第1局から順にゴキゲン中飛車超急戦、横歩取り青野新手3六歩、矢倉、角換わり腰掛け銀、向かい飛車、相穴熊
  17. ^ 2年後に森内俊之、5年後には深浦康市も達成している。
  18. ^ 2019年5月24日時点において、公式戦で谷川が羽生に勝利した対局は、このプレーオフが最後となっており、この後、谷川は羽生に公式戦16連敗をしている。
  19. ^ 歴代1位は大山康晴で、2位は升田幸三。詳細は将棋棋士の在籍クラス を参照。
  20. ^ 2012年8月17日に羽生善治が史上最速の1200勝を41歳10か月・四段昇段後26年8か月で達成している。
  21. ^ たとえば、朝日杯将棋オープン戦の前身の前身は全日本プロ将棋トーナメント。タイトル戦では竜王戦の前身は十段戦

出典

  1. ^ a b 谷川浩司九段が永世名人(十七世名人)を襲位”. 日本将棋連盟 (2022年5月26日). 2022年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  2. ^ 新棋士会発足について|将棋ニュース|日本将棋連盟
  3. ^ 「棋士会」役員変更のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟
  4. ^ “将棋の藤井聡太六冠 名人戦制す 史上最年少 名人獲得 七冠達成”. NHKニュース. (2023年6月1日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230601/k10014085681000.html 2023年6月1日閲覧。 
  5. ^ a b 光より速く(第2回柏将棋フェスティバル)
  6. ^ 日本経済新聞 1997年10月14日夕刊”. 2012年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月27日閲覧。
  7. ^ 中平邦彦『名人谷川浩司』(池田書店)91頁
  8. ^ a b c d ホリデーインタビュー “負けず嫌い”を貫く〜プロ棋士・谷川浩司〜”. gooテレビ番組(関東版). goo. 2015年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月27日閲覧。
  9. ^ ただし、『常識外の一手』『藤井聡太論 将棋の未来』などに拠ると、「谷川をつぶす会が」出来たり、8連敗を喫した苦手がいたこともあって、三級から二級に昇級するのに11ヶ月を要した。
  10. ^ グランドチャンピオン2回・読売日本一・アマ王将3回・ 朝日アマ挑戦者 ・レーティングチャンピオン2回・学生王将・よい子名人中学生の部優勝リコー将棋部員 プロフィール
  11. ^ a b 谷川俊明さんインタビュー - マイナビ将棋情報局・2016年5月16日
  12. ^ 「週刊将棋」1988年12月28日号
  13. ^ a b c d e 別冊宝島380『将棋王手飛車読本』谷川浩司著『中学生棋士』
  14. ^ 『第四十二期将棋名人戦全記録』(毎日新聞社
  15. ^ 「米長邦雄の本」(日本将棋連盟)。
  16. ^ 将棋世界」(日本将棋連盟)2000年1月号付録
  17. ^ 将棋マガジン』(日本将棋連盟)1996年3月号「米長邦雄のタイトル戦教室」
  18. ^ 日本将棋連盟書籍編『谷川vs羽生100番勝負-最高峰の激闘譜!』日本将棋連盟、2000年。ISBN 978-4819702102
  19. ^ a b 将棋マガジン』(日本将棋連盟)1996年4月号「同時進行ドキュメント」
  20. ^ 「7七の地点が光って見えた」谷川浩司九段が語る、2100局以上の公式戦史上最高の一手とは?|将棋コラム|日本将棋連盟”. www.shogi.or.jp. 2019年4月12日閲覧。
  21. ^ 2009年11月28日放送の「囲碁・将棋ジャーナル
  22. ^ 谷川浩司JT覇者が東京都・大阪市に盤駒寄贈|将棋ニュース|日本将棋連盟
  23. ^ 谷川浩司九段が1200勝を達成!|将棋ニュース|日本将棋連盟
  24. ^ 谷川浩司九段、A級陥落…連続在籍32期”. 読売新聞社 (2014年1月11日). 2014年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月11日閲覧。
  25. ^ 谷川九段 初のA級陥落 十七世名人、将棋連盟会長”. 産経新聞社 (2014年1月11日). 2014年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月11日閲覧。
  26. ^ 谷川浩司九段、通算1300勝を達成!”. 日本将棋連盟 (2018年10月1日). 2018年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月21日閲覧。
  27. ^ 谷川浩司九段、通算1309勝で単独4位 将棋”. 産経新聞社 (2019年2月8日). 2019年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月15日閲覧。
  28. ^ 谷川浩司九段が歴代単独3位の1325勝”. 産経新聞社 (2019年9月13日). 2022年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  29. ^ 谷川浩司九段、B級2組へ降級「気持ち入れ替えてまたやりたい」名人戦順位戦”. スポニチ Sponichi Annex 芸能 (2020年1月24日). 2022年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  30. ^ 将棋“光速の寄せ” 谷川浩司九段が「永世名人」の称号獲得”. NHKニュース. NHK (2022年6月9日). 2022年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  31. ^ 『日本将棋用語事典』p.71 斜体部は当該ページより引用。ママ。
  32. ^ 第35回将棋の日 次の一手名人戦の解説において
  33. ^ NIKKEI NET 将棋王国
  34. ^ 将棋世界1972年6月号
  35. ^ コラムの森 (10)驚異の世代を倒せ・年齢重ね円熟味”. NIKKEI NET 将棋王国. 2003年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  36. ^ 『集中力』谷川浩司著(角川書店)
  37. ^ 「渡辺明五段に聞く 3年目で開眼、「プロらしい将棋」に」”. NIKKEI NET 将棋王国. 2003年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  38. ^ Suma Cafe ~すまカフェ(vol.22)神戸市須磨区
  39. ^ 中外日報 平成7年1月21日付
  40. ^ 光速ノート 1472008年10月3日
  41. ^ 定期刊行物:大乗(本願寺出版社)
  42. ^ 『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)2008年6月30日号「5年目岡田野球の変貌」
  43. ^ 阪神・今岡選手に二段免状贈呈!”. 関西将棋会館. 2005年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  44. ^ ヤクルト古田捕手に参段免状贈呈”. NIKKEI NET 将棋王国 (2004年11月27日). 2005年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  45. ^ 『心を読み、かけひきに勝つ思考法』(PHP研究所)および『「勝負脳」を鍛える』(PHP研究所)
  46. ^ 平成9年フォトニュース”. 神戸市. 2014年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  47. ^ 「 誉」賞受賞者一覧” (PDF). 神戸市. 2022年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  48. ^ 神戸大使:谷川 浩司 氏”. 神戸市. 2022年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  49. ^ 谷川浩司九段が「兵庫県文化賞」を受賞|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2007年10月31日). 2022年6月10日閲覧。
  50. ^ 日本将棋連盟新役員のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟
  51. ^ 日本将棋連盟、新会長に谷川専務理事を選出 朝日新聞 2012年12月25日閲覧
  52. ^ 谷川浩司専務理事、新会長に|将棋ニュース|日本将棋連盟
  53. ^ 日本将棋連盟新役員のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟
  54. ^ 日本将棋連盟新役員のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟
  55. ^ シンクロ(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:西井敏恭)
  56. ^ 将棋ニュース(2016年07月19日)
  57. ^ 第29期竜王戦七番勝負挑戦者の変更について”. 日本将棋連盟 (2016年10月12日). 2016年10月12日閲覧。
  58. ^ ソフト使用疑惑「不正の証拠ない」 第三者委”. 毎日新聞 (2016年12月26日). 2016年12月26日閲覧。
  59. ^ 日本将棋連盟web(将棋ニュース「第三者委員会調査結果を受けて」2016年12月27日 18:55)
  60. ^ 朝日新聞DIGITALニュース「離席発言「真偽の調査を怠った」 将棋連盟の説明詳細」(2016年12月28日2時4分)
  61. ^ 会長の辞任に関するお知らせ”. 日本将棋連盟 (2017年1月18日). 2017年1月18日閲覧。
  62. ^ 「どうしても言いたいことがある」 三浦九段が初めて語った騒動の内幕” (jp). オピニオンサイト「iRONNA(いろんな)」. 産経デジタル. 2019年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月12日閲覧。
  63. ^ 棋士、それぞれの海外旅行 - 将棋ペンクラブログ・2013年1月17日
  64. ^ 第32回近鉄将棋まつり
  65. ^ 谷川浩司九段が紫綬褒章を受章|将棋ニュース|日本将棋連盟
  66. ^ a b 通算成績|成績・ランキング|日本将棋連盟』2023年4月1日。 オリジナルの2023年4月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230401022233/https://www.shogi.or.jp/game/record/all.html 
  67. ^ 第34回将棋大賞決まる!|将棋ニュース|日本将棋連盟






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「谷川浩司」の関連用語

谷川浩司のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



谷川浩司のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの谷川浩司 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS