稲毛海浜公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/08 14:34 UTC 版)
稲毛海浜公園 Inage Seaside Park | |
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![]() 千葉市花の美術館(公園内)
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分類 | 都市公園(総合公園) |
所在地 |
千葉市美浜区 高浜 |
座標 | 北緯35度37分05秒 東経140度03分53秒 / 北緯35.61806度 東経140.06472度座標: 北緯35度37分05秒 東経140度03分53秒 / 北緯35.61806度 東経140.06472度 |
面積 | 約83ha |
開園 | 1977年(昭和52年) |
運営者 | 千葉市都市局 |
設備・遊具 | 運動施設、プール、博物館、庭園、ヨットハーバー等 |
駐車場 | 約440台(有料) |
バリアフリー | スロープ、駐車場、トイレ等 |
アクセス |
JR稲毛海岸駅 徒歩約20分 JR検見川浜駅 徒歩約20分 |
事務所 | 美浜公園緑地事務所 |
事務所所在地 | 千葉市美浜区 高浜7丁目2番1号 |
公式サイト | 稲毛海浜公園(千葉市HP) |
公園内には運動施設・プールのほか、博物館、海浜レジャー施設、結婚式場(複合施設)等の施設や、海岸沿いは人工海浜「いなげの浜」「検見川の浜」が整備されている。景勝地として日本白砂青松100選(磯の松原)、昭和62年度建設省手づくり郷土賞(水辺の風物詩部門)、房総の魅力500選に選定されている。
概要
![](https://weblio.hs.llnwd.net/e7/redirect?dictCode=WKPJA&url=https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2Fthumb%2F7%2F7a%2FView_from_Inage_Memorial_Hall_20080903-1.jpg%2F300px-View_from_Inage_Memorial_Hall_20080903-1.jpg)
1954年(昭和29年)、日本の高度経済成長期に伴い、東京湾周辺の埋立て事業により旧稲毛海岸の海岸線と砂浜及び自然環境が消失、その自然を再び取り戻すことをテーマに整備され、都市公園(総合公園)として1977年(昭和52年)に開園した[1]。
千葉港の千葉港区千葉北部地区(港則法上の第5区)[2]に位置し、海岸線は1976年(昭和51年)、日本初の人工海浜として「いなげの浜」及び検見川地区に「検見川の浜[3]」が整備されており、「稲毛ヨットハーバー」や「いなげの浜海水浴場」等が隣接している。いなげの浜は海水浴場、検見川の浜はウィンドサーフィン等のマリンスポーツを中心に行われている。
公園内には芝生広場や運動施設(稲毛海浜公園球技場、稲毛海浜公園プール等)のほか、博物館(千葉市花の美術館、稲毛記念館、稲毛民間航空記念館)、海浜レジャー施設(稲毛ヨットハーバー、いなげの浜海水浴場、レストラン・カフェ、野外音楽堂)等が整備されている。
第12回全国都市緑化フェア(グリーンシンフォニーCHIBA'95)の開催地となり、59日間で159万人もの来場を記録した。1996年(平成8年)、ちばフェアのテーマ館「花の美術館」が緑化啓発の拠点としてオープン。2001年(平成13年)には2002年FIFAワールドカップ日本韓国大会の公認キャンプ地のための練習場オープン(球技場2面)、アイルランド代表チームのキャンプ地に決定。屋内運動場は千葉ロッテマリーンズが2011年までホームゲーム雨天時の屋内練習場として使用される等、イベントや練習場としても使用されている。
東京都心を始めとした都市部近郊の海岸レジャー施設として、そのアクセスの良さや充実した施設から近年ではリゾート開発が進む。2016年(平成28年)には検見川地区に官民連携の複合施設として結婚式場併設のカフェ&レストラン「THE SURF OCEAN TERRACE(ザ・サーフ オーシャンテラス)」が完成。公園内で民間活力を導入した大規模な公園施設整備は千葉市で初の取り組みで、都市公園における官民連携事業の先導事例となる[4]。また、2017年(平成29年)8月29日より公園内の検見川地区、ヨットハーバー、スポーツ施設を除く区域(約65ha)の施設をリニューアル整備し「INAGE SUNSET BEACH PARK」(仮称)として整備を進めている[5]。
以下、主な提案事業。
- 砂浜改修
- 海へ延びるウッドデッキ
- グランピング
- 宿泊施設(稲毛記念館のリノベーション)
- 温浴施設
- 大人も楽しめるプール(改修)
事業者は株式会社ワールドパーク連合体、事業期間は20年間とする。
沿革
- 1968年(昭和43年)
- 稲毛臨海公園基本計画策定。
- 1974年(昭和49年)
- 稲毛海浜公園基本計画策定。
- 1976年(昭和51年)
- 「いなげの浜」オープン。
- 1977年(昭和52年)
- 稲毛海浜公園が一部開園(プール、事務所)。
- 1978年(昭和53年)
- 野球場、テニスコートがオープン。
- いなげの浜で花火大会復活。
- 1980年(昭和55年)
- 浜の池、ピクニック広場オープン。
- 「磯の松原」が市民により植栽。
- 1981年(昭和56年)
- 「出会いの滝」オープン。
- 1982年(昭和57年)
- 芝生広場、野外ステージ、ヨットハーバーがオープン。
- 1983年(昭和58年)
- 稲毛記念館オープン。
- 1985年(昭和60年)
- 「想い出の森」植栽(~1986年)。
- 1987年(昭和62年)
- 人口80万人突破を記念して「緑と水辺のつどい」を開催。
- 磯の松原が「日本白砂青松100選」に選ばれ、記念碑を建立。
- 建設省の「手作り郷土賞」の水辺の風物詩部門に選定。
- 「鳳号」復元飛行。
- 1988年(昭和63年)
- サイクリングセンター、「検見川の浜」がオープン。
- 1989年(平成元年)
- 稲毛民間航空記念館オープン。
- 1991年(平成3年)
- プールにチューブ型の新ウォータースライダーが完成。
- 1993年(平成5年)
- 屋内運動場、ビーチセンターがオープン。
- 1995年(平成7年)
- 第12回全国都市緑化ちばフェアが開催(59日間で159万人来場)。
- 1996年(平成8年)
- ちばフェアのテーマ館「花の美術館」が緑化啓発の拠点としてオープン。
- 2001年(平成13年)
- 2002年FIFAワールドカップ日本韓国大会の公認キャンプ地のための練習場オープン(球技場2面)。アイルランド代表チームのキャンプ地に決定。
- 2016年(平成28年)
- 3月 - 検見川地区にTHE SURF OCEAN TERRACE(ザ・サーフ オーシャンテラス)がオープン。
- 2017年(平成29年)
- 8月 - 公園内の検見川地区、ヨットハーバー、スポーツ施設を除く区域(約65ha)の施設をリニューアルし、「INAGE SUNSET BEACH PARK」(仮称)として整備を開始。
- ^ 千葉市都市計画情報検索サービス
- ^ 千葉県. “千葉港の法令上の区域等”. 千葉県. 2019年2月27日閲覧。
- ^ 稲毛ヨットハーバーを境目に一部を公園内に含む。
- ^ 株式会社ロジスティクス・パートナー. “稲毛海浜公園/官民連携の複合施設「ザ・サーフ オーシャンテラス」”. 流通ニュース. 2019年3月13日閲覧。
- ^ 千葉市. “稲毛海浜公園施設リニューアル整備・運営事業について民間事業者と基本協定を締結しました”. 千葉市. 2019年3月13日閲覧。
- ^ a b “稲毛記念館”. まるごとe!ちば. 千葉県観光物産協会. 2021年5月11日閲覧。
- ^ 高荷久昌「東京湾の港湾における環境施設の形成過程と地域特性」『季刊地理学』第54巻第2号、東北地理学会、2002年、73-91頁、doi:10.5190/tga.54.73、ISSN 09167889、NAID 10008731540、2021年6月1日閲覧。
- ^ “稲毛記念館”. 東京湾観光情報局. プレスマンユニオン. 2021年5月11日閲覧。
- ^ a b “施設概要”. 稲毛記念館. ワールドパーク. 2021年5月11日閲覧。
- ^ 千葉市. “BBQの予約開始について”. 千葉市. 2019年3月13日閲覧。
- ^ “稲毛海浜公園 - バリアフリーマップ -”. barrier-free-map.com. 2019年3月13日閲覧。
- ^ “33 磯の松原 - 身近な松原散策ガイド”. 2019年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月4日閲覧。
- ^ 千葉市. “稲毛の松林(市指定名勝)”. 千葉市. 2019年2月20日閲覧。
- ^ 千葉市. “千葉市のみどころ百選の地”. 千葉市. 2019年3月13日閲覧。
- ^ 千葉県観光物産協会. “いなげの浜海水浴場”. まるごとe! ちば -千葉県公式観光物産サイト-. 2019年3月13日閲覧。
- ^ “[稲毛ライフセービングクラブ] - CANPAN団体情報”. CANPAN FIELDS. 2019年3月14日閲覧。
- ^ 千葉県. “公共ふ頭 千葉港 千葉北部地区”. 千葉県. 2019年3月13日閲覧。
- ^ 千葉市. “稲毛海浜公園のリニューアル 白い砂浜への改修について”. 千葉市. 2023年4月4日閲覧。
- ^ ハマヒルガオの笑顔が輝く海水浴場(千葉市)https://www.city.chiba.jp/keizainosei/keizai/promotion/documents/blue_p08.pdf
- ^ 千葉市. “千葉市のベイサイド”. 千葉市. 2019年3月13日閲覧。
- ^ “3種のマリンスポーツを手ごろに体験「検見川ビーチフェスタ」ヨガ、スラックラインも | SPOT+[スポットプラス]”. スポーツ施設・スポーツイベント情報検索サイトSPOT+[スポットプラス]. 2019年3月13日閲覧。
- ^ “検見川浜(けみがわはま)の釣り場 | 初心者も子供連れも安心!千葉県のおすすめ海釣り場ガイド”. 2019年3月13日閲覧。
- ^ 千葉市. “第6回検見川ビーチフェスタ イベント詳細 体験する!”. 千葉市. 2019年3月13日閲覧。
- ^ 千葉市. “検見川ビーチオータムフェスタ”. 千葉市. 2019年3月13日閲覧。
- ^ 千葉市. “交通案内・施設利用料金”. 千葉市. 2019年3月15日閲覧。
- 1 稲毛海浜公園とは
- 2 稲毛海浜公園の概要
- 3 施設
- 4 施設情報
- 5 検見川の浜
- 6 関連項目
- 稲毛海浜公園のページへのリンク