私権

デジタル大辞泉

し‐けん【私権】

読み方：しけん

私法関係において認められる権利。財産権・人格権・身分権など。→公権

法律関連用語集

私権(しけん)

民法基本用語に関わる用語

私法上、ある権利の主体が有する権利の総称。相互に対等平等な権利主体間の権利であり、財産及び身分に関する法律関係において認められる。民法により、私権の内容及び行使は、公共の福祉に合致し、信義誠実の原則に従わなければならず、その濫用は許されないとされている。

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私権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/04/18 14:17 UTC 版)

私権（しけん）とは、私法関係における権利である。公権と対比される。 日本法上、私権を享有することのできる能力を権利能力といい、その主体を人という。

日本法における私権の分類

• 利益の性質による分類
  • 財産権（物権、債権、社員権、知的財産権）
  • 非財産権（人格権、身分権）
• 効力の範囲による分類
  • 絶対権／対世権（物権、知的財産権、人格権）
  • 相対権／対人権（債権、社員権）
• 作用による分類
  • 支配権
  • 請求権
  • 形成権

関連項目

• 民法
• 私法
• 職権

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私権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/01 04:43 UTC 版)

「権利」の記事における「私権」の解説

民法を中心とする私法上の権利のことをいい、相互に対等な者との間の法律関係を権利義務関係で捉えることを前提にした概念である。権利の性質に関する前述の利益説と意思説の対立は主に私権の性質をめぐるものであるし、権利という概念はもともと私権を元にして成立したものでもある。

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私権

出典:『Wiktionary』 (2021/08/03 05:00 UTC 版)

名詞

私 権(しけん)

1. 私法の分野において人のもつ権利。主に財産に対しての取得、移動、処分に関する権利と人格又は経済活動の前提となる身分（雇用関係、親族関係）に関する権利をいう。「万国公法」により日本にもたらされた華製新漢語。

関連語

• 私法

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「私権」の例文・使い方・用例・文例

• 私権剥奪を宣告する
• 男は私権を剥奪された
• 私権剥奪法は米国の憲法によって禁止される
• 公用制限という,公益事業のためにする私権の制限