濱宮 摂末社

濱宮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/11 01:40 UTC 版)

摂末社

  • 豊鋤入姫神社 - 祭神:豊鋤入姫命。
  • 中言神社 - 祭神:名草彦命、名草姫命。
  • 高皇神社 - 祭神:高皇産霊神、天照皇大神、日前大神、国懸大神、市杵島姫神猿田彦命。かつて和歌山市布引あった神社の遷祀で、「布引神社」とも。
  • 天満宮 - 祭神:菅原道真公
  • 恵比須神社
  • 金刀比羅神社 - 祭神:毛見金比羅宮。

祭事

例祭は4月16日。応永6年(1399年)11月1日写の奥書を持つ『日前宮年中神事記』(紀家蔵)によれば、当時は例年9月9日に日前國懸神宮から「大案主」という神官が赴いて奉幣をしたという[注 3]

登場作品

紀の国の いせにうつりし 跡ふりて なくさの浜に のこる神がき

本居宣長

脚注

注釈

原典:記載事項の一次史料を紹介。

出典

参考文献

  • 境内説明板(由緒書)

史料

  • 紀州藩編『紀伊続風土記』(和歌山県神職取締所翻刻)、帝国地方行政学会出版部、1910年
  • 高市志友『紀伊名所図会』第2巻(原田幹校訂、大日本名所図会第2輯第8編)、大日本名所図会刊行会、1921年

書籍

関連項目




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  1. ^ 『倭姫命世記』は神道五部書の1つ。奥書神護景雲2年(768年)の撰録とあるが、鎌倉時代中頃の成立と見られている。
  2. ^ 『天地麗気記』は空海撰と伝えるが、前掲『倭姫命世記』と同様に鎌倉時代中頃の成立と見られている。
  3. ^ 大案主は「六神官」と呼ばれた「上臈」職に次ぐ日前國懸神宮の「中臈」職で、定員は6名であった(『紀伊続風土記』巻之十三(日前国懸両大神宮上)、古代神官条)。
  1. ^ 『釈日本紀』所引『大倭本紀』。
  2. ^ 『紀伊続風土記』巻15 毛見浦琴浦条。
  3. ^ 『紀伊続風土記』巻14 日前国懸両大神宮下、古跡条。
  4. ^ 『紀伊続風土記』(巻15 毛見浦条)、『紀伊古跡志』等。
  5. ^ 『紀伊続風土記』巻15、及び附録巻16。
  6. ^ 大治2年(1127年)8月17日付「紀伊国在庁官人等解案」(林家文書、『和歌山県史 古代史料1』(和歌山県刊、昭和56年)所収)。
  1. ^ a b c d e 浜宮神社(平凡社) 1983年, p. 385.
  2. ^ 濱宮(和歌山県神社庁)。
  3. ^ 日前・國懸神宮(神々;初版) 1986年, p. 306.
  4. ^ 『角川日本地名大辞典』。
  5. ^ 毛見浦(平凡社) 1983年, p. 384-385.
  6. ^ 境内説明板。


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