岩倉高等学校 沿革

岩倉高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 09:47 UTC 版)

沿革

戦前

第一条 本校は工業学校規定に基づき鉄道事業に従事すべき職員を養成するを以て目的とす

私立岩倉鉄道学校 学則(明治38年) [4]
  • 1897年明治30年)6月5日 - 元日本鉄道の株主らによる献金を元に[1]、私立鉄道学校として神田錦町に開校。
  • 1901年(明治34年)8月5日 - 現在地に移転(東京市下谷区上車町57番地[1])。
  • 1903年(明治36年) 12月21日- 鉄道界の恩人、岩倉具視の遺徳に因んで、岩倉の二文字を校名に冠し、私立岩倉鉄道学校とする[1]
  • 1905年(明治38年) - 文部省より工業学校規定に基づく開校認可を取得(明治38年文部省告示140号)[5]
  • 1932年昭和7年) - 泰東商業学校を姉妹校として創立。
  • 1944年(昭和19年) - 機械科に電気科を吸収して機関科とし、土木科と業務科を合わせて運輸科とする。

戦後

  • 1946年(昭和21年)6月6日 - 学園興隆の父、校長の山田英太郎(金東と号す)逝去。
  • 1948年(昭和23年)3月11日 - 岩倉鉄道学校と泰東商業学校を統合し、現在の名称岩倉高等学校とし、機関科、運輸科、商業科、普通科の4科を置く。
  • 1955年(昭和30年) - 産業教育の必要性増加により、普通科募集中止。
  • 1959年(昭和34年) - 保谷市に運動場と合宿所を設置、西館新校舎完成。
  • 1961年(昭和36年) - 工場施設を拡大して従来の機関科を機械科と改める。
  • 1973年(昭和48年) - 普通科募集再開。
  • 1977年(昭和52年) - 創立80周年記念事業として南館新校舎及び体育館完成。
  • 1979年(昭和54年) - 南館校舎増設。機械工場施設の拡張並びに商業科関係の産業教育施設、設備を充実。
  • 1984年(昭和59年) - パソコン教室設置、「情報処理教育」開講。第56回選抜高等学校野球大会初出場初優勝
  • 1985年(昭和60年) - 北館校舎増設 西東京市にある運動場に修練道場施設完成。
  • 1987年(昭和62年) - 創立90周年記念事業として5階建て東館新校舎完成。
  • 1993年平成5年) - 東館校舎3階に「教育用電車シミュレーション室」(205系)を設置。この装置を利用した「電車運転実習」を行なう。
  • 1995年(平成7年) - 南館校舎に情報処理室設置。
  • 1997年(平成9年) - 創立100周年を迎える。第79回全国高等学校野球選手権大会初出場(1回戦敗退)。
  • 2001年(平成13年) - 東館校舎1階に新たに「教育用電車シミュレーション室」(211系651系)を設置。
  • 2002年(平成14年)7月-8月 - 西館校舎の大規模改装、耐震強化、各門の改装により防犯強化。正門に守衛室を設置。
  • 2007年(平成19年)5月14日 - 中央館校舎建築のため、南館校舎の取り壊し開始。一部の生徒は工事の終了まで廃校になった旧下谷小学校を下谷校舎として使用する。
  • 2008年(平成20年)7月-8月 - 中央館校舎完成に先駆けて、校舎の一部を大規模改装。
  • 2009年(平成21年)3月 - 創立110年記念事業である、地上10階地下1階中央館校舎完成及び下谷校舎の使用終了。
  • 2009年(平成21年)11月 - 東館校舎1階にあった鉄道シミュレーターを実習館に移動。
  • 2009年(平成21年)12月 - 新正門・南門・駐輪場完成。
  • 2014年(平成26年)4月 - 男女共学化。また、運輸科と普通科の2科のみとなる[6]
  • 2017年(平成27年)‐ 創立120周年を迎える。
  • 2018年(平成30年)‐ 普通科にL特コースを設置。
  • 2022年(令和4年)- S特、特進コースを7限制コースへ、L特、総進コースを6限制コースへ名称変更。

注釈

  1. ^ 最寄りとなる西武バスの停留所は2023年8月1日より「柳橋」から「岩倉高校グラウンド前」に改称[3]
  2. ^ 総進コースにおいては、選択制のチャレンジで履修可。
  3. ^ 総進コースは就職・進学どちらも視野に入れている。
  4. ^ 運動部はスポーツ・コンディショニング、吹奏楽部は音楽、放送部と演劇部は表現の授業を受ける。

出典

  1. ^ a b c d 鉄道研究社 編『鉄道受験就職年鑑 大正14年版』鉄道研究社、1925年、167-170頁。doi:10.11501/913356 
  2. ^ 交通アクセス”. 岩倉高等学校. 2023年10月24日閲覧。
  3. ^ 【岩倉高校グラウンド前】(いわくらこうこうぐらうんどまえ)に名称変更” (PDF). 西武バス. 2023年10月24日閲覧。
  4. ^ 木下立安『帝国鉄道要鑑』(3版)鉄道時報局、1900年、432頁。doi:10.11501/805310 
  5. ^ 『帝國鉄道協會會報』第6巻第5号、帝國鉄道協會、1905年10月、97頁、doi:10.11501/1530279 
  6. ^ 沿革・校歌 - 岩倉高等学校”. 2020年5月6日閲覧。
  7. ^ 牧田甚一(読み)まきた じんいちコトバンク
  8. ^ 神部 満之助(読み)カンベ マンノスケコトバンク
  9. ^ 天野辰太郎(読み)あまの たつたろうコトバンク
  10. ^ 鉄道系男子校にAKB48メンバーがやってきた!”. ORICON NEWS. oricon ME (2010年11月18日). 2023年1月29日閲覧。
  11. ^ DeNA・山崎康、お手製パネルで授業「午前4時まで作っていました」”. SANSPO.COM(サンスポ). 産経デジタル (2017年12月8日). 2022年3月26日閲覧。
  12. ^ 生徒116人との演奏に“まさに吹キュン”!―『ハルチカ』佐藤勝利&橋本環奈が高校吹奏楽部とコラボ演奏!” (2017年2月23日). 2023年2月16日閲覧。






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