坂越
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 20:06 UTC 版)
名所・旧跡・観光施設
坂越の古い町並み(都市景観100選、日本遺産構成文化財[13])
- 生島樹林 (国の天然記念物、日本遺産構成文化財、瀬戸内海国立公園、ひょうごの森百選)
- 秦河勝の墓
- 宝珠山 - 宝珠山~茶臼山登山道(ウォーキングコース)/宝珠山八十八箇所霊場
- 大避神社-坂越の船祭り(国指定重要無形民俗文化財、瀬戸内海三大船祭り)。2018年(平成30年)4月、祭礼と共に日本最古級と云われる船絵馬などの神社奉納物が日本遺産の構成文化財に認定された。
- 妙見寺(観音堂・薬師堂・奥の院)- 創建は8世紀中期頃、行基によって開山されたとする真言宗の仏教寺院。『太平記』に登場する児島高徳ゆかりの寺として知られる。宝珠山の中腹にある観音堂からの坂越浦の眺めは絶景。宝珠山霊場、大避神社、妙見寺と併せた坂越のパワースポットとして人気。
- 妙道寺 - 創建は1532年(享禄5年/天文元年)で、開基者は学西とされる。浄土真宗本願寺派の仏教寺院。坂越で初めての寺子屋。
- 和田備後守範長公一族五霊位の墓
- 船岡園 - 1914年(大正3年)に、南北朝時代の内乱で新田義貞と共に足利尊氏と戦った南朝の忠臣児島高徳の550年忌を記念して開設された公園。園内にある高徳の墓の傍らには、彼を崇拝して日清・日露戦争の指揮を執った海軍司令官、東郷平八郎の石碑が建てられている。赤穂の桜の名勝地でもある。
- 児島高徳朝臣の墓 - 遥拝所[14]
- 小倉御前(小倉宮)の墓[15] - 石碑
- 茶臼山城跡 - 嘉吉年間(1441~44年)に山名持豊によって築かれた城跡で、嘉吉の乱(1441年/嘉吉元年)で赤松氏を滅亡させたのち暫くこの城に駐屯していたとされる。
- 坂越浦城(坂越浦砦・坂越城)跡 - 享徳3年(1454年)山名持豊によって築かれたと云われる城跡。明応4年(1495年)、龍野城主赤松村秀の通城となり、江戸時代には赤穂藩の御番所が置かれていた。その後、1963年(昭和38年)に現校舎に移転するまで坂越小学校があり、一時は1000人を超える生徒数を誇った。
- 天神岩
- 辰巳柳太郎生家 - 顕彰碑「夢」
- 坂越大道 - 千種川の高瀬舟船着き場と坂越の港を結ぶ通り。通りの両側には、坂越で最も往時の面影を残す美しい町並みが続く。近年、古民家を活用したカフェや人気スイーツ店が出店、赤穂の新しい観光スポットになっている。
- 黒崎墓所(日本遺産構成文化財、兵庫県指定史跡)-「他所三昧」「船三昧」とも呼ばれ、宝永7年(1710年)から嘉永元年(1840年)頃にかけて、坂越浦海域で航海中に海難や病気などによって客死した人々の集団墓地。出羽・肥前・薩摩など、北は秋田、南は種子島、東は伊豆、西は対馬に至るまでの国内29カ国、約130人が葬られている。現在は大小さまざまな石質からなる墓碑、約60基が残る。
- みかんのへた山古墳(兵庫県指定史跡)- 古墳時代中期(5世紀)に造られた大型の円墳(直径38メートル、高さ4.5メートル)で、坂越浦の鍋島を見下ろす丘陵の頂上に位置し、墳丘には葺石が施されている。名称の由来は、形状が蔕(ヘタ)が付いた蜜柑に似ているからとされる。
- 坂越大泊鉱山跡 - 自然金の他、輝銀、輝銅、マッキンストリー、ナウマン、ジャルパ、ファマチナ銅、アグイラ、雑銀、濃紅銀、石英、黄鉄などの鉱物が確認されている、丸山(アース製薬坂越工場の背後にある)の中腹に残る鉱山跡。1959年(昭和34年)採掘開始~1974年(昭和50年)閉山。初期はロウ石を主に採掘していたが、鉱石から高品位の金が確認された後は、国内有望の金鉱脈として「昭和のゴールドラッシュ」「瀬戸内の金山」として脚光を浴びた。10年余りでその役割を終えたが、2016年(平成28年)に赤穂市域全体が火山の噴火による国内最大規模のカルデラ地形内であることが判明、現在でも残るホッパーなどの鉱山産業遺構が再評価されている。
- 海の駅しおさい市場[4]
- 牡蠣料理「くいどうらく」[5]
- 瀬戸内海鮮・おみやげ処「おうみや」
- 坂越かき直販所 - 赤穂市漁業協同組合が運営する坂越かきの直販所。
- 天塩スタジオ 赤穂[6] - 塩や味噌造りなどの体験教室や、食育セミナーなどを通して和食文化の発信にと、2016年(平成28年)5月に坂越本社内にオープンしたキッチン付きのイベントスペース。2015年(平成27年)10月にオープンした、天塩スタジオ東京[7] に続いて2ヵ所目の施設。レンタルスペースとしての貸し出しもある。予約制。
- 坂越緞通工房[8] - 赤穂緞通の技法を伝承、製作している個人工房。見学は事前に問合せが必要。
脚注
- ^ “赤穂市統計書令和元年版「人口・国勢調査」” (PDF). 赤穂市. 2020年6月4日閲覧。
- ^ “赤穂市指定文化財一覧” (PDF). 赤穂市教育委員会 (2018年7月30日). 2020年7月26日閲覧。
- ^ “坂越のまち並みを創る会 - 第8回ゆめづくりまちづくり賞 奨励賞受賞”. 国土交通省近畿地方整備局 (2017年). 2020年7月26日閲覧。
- ^ “兵庫県HP 西播磨県民局長関連文化財7件紹介メッセージ”. 兵庫県. 2020年7月26日閲覧。
- ^ “日本遺産「北前船寄港地」赤穂市が追加認定”. 赤穂民報 (2018年5月24日). 2020年7月26日閲覧。
- ^ “日本遺産認定の港町・坂越(さこし)で、町並み散策と絶景の旅!/兵庫県赤穂市”. 瀬戸内Finder. 2023年11月5日閲覧。
- ^ 坂越略式年表
- ^ “坂越(坂越湾周辺)地区年表” (PDF). 赤穂市教育委員会. 2020年7月26日閲覧。
- ^ “「北前船寄港地」でまちおこし”. 赤穂民報 (2016年4月16日). 2020年7月25日閲覧。
- ^ “戦後七十年・語り継ぐ(3)~坂越沖に沈んだ「せりあ丸」”. 赤穂民報 (2015年8月1日). 2020年7月25日閲覧。
- ^ “赤穂で唯一空襲にあった「せりあ丸」”. 神戸新聞NEXT (2015年8月16日). 2020年7月25日閲覧。
- ^ “赤穂市立小学校及び中学校の通学区域に関する規則”. 赤穂市. 2020年11月28日閲覧。
- ^ “日本遺産・坂越浦”. 兵庫県赤穂市教育委員会. 2019年7月18日閲覧。
- ^ “児島高徳卿の遺徳偲ぶ遥拝所再建”. 赤穂民報 (2008年5月3日). 2020年7月25日閲覧。
- ^ “坂越浦の歴史と文化 ぶらり見て歩きガイド 小倉御前の墓”. 赤穂市教育委員会. 2020年7月26日閲覧。
- ^ “鳥井の坂に伝統の音頭響”. 赤穂民報 (2014年1月13日). 2020年7月25日閲覧。
- ^ “日本の結婚式「日本各地に今も残る懐かしい婚礼 坂越の嫁入り(兵庫・赤穂)”. 株式会社IBJウエディング. 2020年7月25日閲覧。
- ^ “赤穂観光周遊バス 陣たくん号”. 赤穂観光協会. 2020年7月26日閲覧。
注釈
- ^ 1997年(平成9年)に閉鎖された後、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの敷地として使用されている。
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