道真伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 09:39 UTC 版)
坂越には菅原道真を由来とする地名が多く残る。 『901年(延喜元年)、九州の太宰府に左遷される途中に道真は、潮まちのため、坂越に小船をつけて立ち寄る(大泊・御泊(おおとまり))。歓迎の村人で大騒ぎになる坂越の様子に驚いた道真であったが、思わぬ歓待に心をよくし、暫く坂越に逗留する(洞龍(とうりゅう))。道真は浜の岩(天神岩)に腰をおろし、集まった人々に、讃岐国の国司をしていた時に見た塩造りの話や、京の都話などをして次第に坂越の人と親しくなっていった。』 道真公が去った後、人々は、天神山(北之町)の北野天満宮(現在は大避神社境内に移設)に道真公を祀る。有名な『こち吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな』は、ここでは、道真公が坂越を離れる時に、坂越の山に咲く梅の花を眺めながら、京を思いつつ、詠んだ歌であるとされている。
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