二井原実 2000年代

二井原実

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/02 09:43 UTC 版)

2000年代

2000年、ラウドネスがオリジナルメンバーでの活動を行うことになり、それに伴い復帰。

2006年、17年ぶりのソロアルバム『Ashes to Glory』をリリース。全盲でありながらもテクニカルギタリストとして知名度を上げている田川ヒロアキがプロデュース兼ギタリストとして参加。

2007年、12月、18年ぶりとなるソロライヴ『Rock'n Roll GYPSY TOUR 07』東名阪ツアーを決行。サポートメンバーは、「夜叉」の福島克彦(G)、田川ヒロアキ(G,Key)、田中丸善威(B)、加藤剛志(Dr)。

2008年、同年5月9日 - 10日に行われた、ソロライヴ時の音源を収録した2枚組みCD『MINORU NIIHARA LIVE!"R&R GYPSY SHOW"@KAGURAZAKA DIMENSION』をリリース。同時期に、SHOW-YA寺田恵子、アースシェイカーで二井原の後任ボーカリストの西田昌史と「西寺実」を結成した。

2010年代

2011年、二井原とブラスロックバンド「BLUFF」のリーダーで音楽プロデューサーの松木隆裕が中心となって、米国のファンクバンド「Tower Of Power」の楽曲を中心に、James BrownOtis Redding等、ソウルミュージックのカバーライブを行った際の音源を東日本大震災チャリティーとしてリリース。メンバーには元スペクトラムカシオペアのメンバーの他、トップスタジオミュージシャンが多数参加し、その後も「SOUL CRAZY NIGHT」名義で定期的にライブを行っている。

2014年、11月、イヤーモニターの世界最大手「WESTONE」社の公認アーティスト[13]として、日本人で初めて選出される[14][15]

2014年から、「二井原実 歌うたい祭り」の名義でカバー曲を中心としたライブを行っている。メンバーは、はんだすなお(Pf)、仮谷克之(B)、高インボム(Dr)。

2018年3月、31年ぶり、自身2冊目となる著書、「二井原実 自伝 真我Singer」発表。

エピソード

  • 非喫煙者である。一時期喫煙していたこともあったが、「煙草は(ボーカリストとして)喉にも体力的にもよくない」と身をもって再認識して以降、すっぱり止めた。ちなみに実家の稼業は煙草屋[16](現在は閉店)。
  • かつてパニック障害に苦しんでいた時期がある[17]。しかし、荒療治とも言える自己流の治癒法(行動療法)で克服し、現在はほぼ完治している[18]
  • 寺田恵子にプロポーズしたことがある。1997年ごろ、寺田に「もうエエやろ?俺のに来い!」と電子メールを送ったが完全に無視されてしまったとのこと[10]。その後、一般女性と結婚。現在は一男一女の父である。尚、それ以前に二度の離婚歴があることをBURRN! JAPAN誌Vol.7のインタビューで告白している[19]
  • 上宮高校時代からの友人であり、EARTHSHAKERSLYではバンドメイトでもあった石原愼一郎によると[要出典]、二井原がアースシェイカーを離脱した際には、「もうハードロックは歌いたくない」という半ば身勝手とも取れる理由を掲げたものだったため、暫くの間は非常に強い憤りを感じていたという。しかし、Soul-Doo-Out等でソウル・シンガーとして活躍するかつての親友の姿を見るにつけ「ニィちゃん、ホンマは最初からハードロックよりもこういう音楽をやりたかったんやろなぁ・・・」と納得し、脱退という行為自体もある程度割り切れるまでに心境の変化があったらしい[独自研究?]。しかし、その僅か2年後に二井原がラウドネス(アースシェイカー以上にヘヴィメタル要素の強いバンド)のボーカリストとしてメジャーデビューをすると知り、それまで以上の激しい怒りの炎が再燃。「アースシェイカーがデビューしたら絶対にシバきたおす(殴ってやる)!」と、固く胸に誓い、自身のメジャーデビュー実現に向け、心血を注ぐこととなる。そしてラウドネスから遅れること2年、アースシェイカーも晴れてメジャーデビューが決まった直後に(半ば偶発的に)運命の再会を果たすが、すると二井原が「すまん!許してくれ!」と手を合わせて謝ってきたので、すっかり拍子抜けしてしまい、いとも簡単に和解が成立。数年来のわだかまりも一瞬で溶けて、あっさり元通りの友人関係に戻ることが出来たとのこと。
  • ラウドネス(第一期)〜スライまではカリスマ・ロックシンガーとして立ち振舞っていたが、X.Y.Z.→Aでは下ネタを連発したセクハラまがいのMCを好んで多用するコミカルな一面も晒している。また、同バンドのライブ会場では卑猥な掛け合いを繰り返すのがもはや慣例化しており、女性ファンまでもが盛り上がる、ある種異様な光景が繰り広げられていたが、時代と共に女性ファンからクレームが来る様になってしまったことから以降は下ネタMCを封印している[20]
  • ラウドネスの海外進出時初期の頃は、英語詞はすべてネイティブに歌って(読んで)もらったものを耳コピーしていた[21]が、現在は非常に英語が堪能になっている。海外のメディアからインタビューを受ける際も通訳を介さず自ら対応しており、また、バンド等の取材の場合は二井原が通訳の役割を担うこともある(ラウドネスのDVDなどでも確認できる)。
  • ファンキー末吉とは大変仲が良く、家族ぐるみの付き合いをしている。ある日、二井原の自宅に末吉が泊まりに来た際、彼の風貌を見た二井原の子供が怖さのあまり号泣、二井原曰く「それ以来子供がファンキー末吉の名前を聞くとすぐに大人しくなるようになった」とのこと。
  • 熱心なブロガーで、ほぼ毎日記事を配信している。デビュー前の音楽活動から業界裏話、時事問題への所感、ツアー中にを患ったことなど赤裸々な内容も含まれるが、敬愛するロニー・ジェイムス・ディオから掛けられた言葉については「自分だけの大切なもの」として公開しないと決めている。
  • そのブログからは愛国者であることがうかがえ、「竹島は日本固有の領土」と発言したこともある[22]しかし、二井原自身に特定アジアと言われる国々へ対するアンチ的な感情はなく[独自研究?]、過去にラウドネスやX.Y.Z.→Aで中国韓国などへのライブツアーも何度か行っている。その際現地のミュージシャンとセッションしたり、ツアー中の食事をグルメレポート(二井原曰く「食いしん坊シリーズ」)として概ね好意的にブログへ掲載したりしている。
  • 二井原のトレードマークである、右胸に「有名」や「世界平和」と書かれた旭日旗Tシャツ(正確にはノースリーブ)は、初めてハリウッドでライブを行った際、同地の土産物屋でデザインインパクトに引かれ、自費で購入したのが始まりである。そして実際にそれを着用してライブを行ったところ、イギリスのメタル専門誌「ケラング!」等の紙媒体にその時の写真が掲載された[6][23]。以来、旭日旗はラウドネスのアイコンとなり、ロゴマークアルバムジャケット、オフィシャルグッズ等に度々使用している。

  1. ^ LOUDNESSのプロフィール - ナタリー(ナターシャ)・2014年6月8日閲覧。
  2. ^ LOUDNESS関連書籍「100%LOUDNESS」
    (1984年 シンコー・ミュージックYOUNG GUITAR1984年2月号臨時増刊)より
  3. ^ 「二井原実 自伝 真我Singer」(2018年 リットーミュージック)より
  4. ^ 二井原実BLOG R&R GYPSY 2008年3月26日配信「アマチュアバンドコンテスト」より
  5. ^ a b 二井原実BLOG R&R GYPSY 2008年3月31日配信 「卒業」より
  6. ^ a b 二井原実BLOG R&R GYPSY 2008年5月22日配信「別れ」より
  7. ^ 二井原実BLOG R&R GYPSY 2008年5月29日配信「宇宙船地球号」より
  8. ^ 二井原実BLOG R&R GYPSY 2008年6月11日配信「旅立ちそして東京」より
  9. ^ 二井原実BLOG R&R GYPSY 2008年6月16日配信「LOUDNESS誕生!」より
  10. ^ a b キャプテン和田の劇的メタル 2007年2月22日ONAIR分より
  11. ^ 二井原は自身の著書の中で当項目の発言に関しては「正確には覚えていないが、Wikipediaにはそう書かれているので、多分近いニュアンスのことは言っていたのだろう。」と語っている。 『二井原実 自伝 真我Singer』(2018年 リットー・ミュージック)128pp
  12. ^ キャプテン和田の劇的メタル 2007年3月1日ONAIR分より
  13. ^ WESTONE社公式サイト 「WESTONE ARTIST」より
  14. ^ 二井原実、Westone公認アーティストに[リンク切れ] - YAHOO!JAPANニュース 2014年11月25日配信より
  15. ^ "ROCK ME BABY!!!"BLOG 2014年11月26日配信「IEMの老舗"WESTONE"の公認アーティストになったがな。」より
  16. ^ 二井原実BLOG R&R GYPSY 2008年6月10日配信「別れ」より
  17. ^ 二井原実BLOG R&R GYPSY 2008年8月26日配信「人気沸騰! The end of cetry tour ‘83」より
  18. ^ 二井原実BLOG R&R GYPSY 2008年11月8日配信「長時間飛行機の移動とアムステルダム」より
  19. ^ BURRN! JAPAN Vol.7 16ページ 2016年12月11日発行 シンコーミュージック・エンタテイメント
  20. ^ BURRN! ONLINE初登場 二井原実(LOUDNESS)「9月のMETAL WEEKENDはオールタイム・ベストな選曲でやります」 BURRN! ONLINE 2019年9月5日 2019年9月8日 閲覧
  21. ^ 二井原実BLOG R&R GYPSY 2010年3月21日配信「Maxとのレコーディング(汗)」より
  22. ^ MINORU NIIHARA "ROCK ME BABY!!! "BLOG 2012年8月16日配信「サザエBBQ。」 より
  23. ^ 二井原実BLOG R&R GYPSY 2008年9月26日配信「LOUDNESS LA参上!」より






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「二井原実」の関連用語

二井原実のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



二井原実のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの二井原実 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS