丹羽雄哉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 04:33 UTC 版)
政策・主張
- 憲法改正と集団的自衛権の行使容認に賛成。
- アベノミクスを評価する。
- 軽減税率の導入に賛成。
- 首相は靖国神社に参拝することは問題ない。
- 村山談話、河野談話を見直すべきでない。
- ヘイトスピーチを法律で規制することに反対。
- 特定秘密保護法は日本に必要[6]。
- 選択的夫婦別姓制度導入について、「どちらとも言えない」としている[7]。
不祥事
- 2004年、政治家の年金未納問題が注目された際に国民年金の未納が判明している(政務次官在任中の1986年4月から同年6月までの3か月間)[8]。年金手帳には加入記録があったが、社会保険庁の記録では未納になっていた[8]。
議会活動
- 2014年の第186回国会において、過去に、大臣、副大臣、政務官、補佐官、議長、副議長、委員長の要職にあった衆議院議員で、質問、議員立法、質問主意書のいずれかの提出がなかった24人の議員(野田佳彦、小沢一郎、野田毅、亀井静香、鳩山邦夫、中村喜四郎、浜田靖一、高村正彦、平沼赳夫、丹羽雄哉、額賀福志郎、大島理森、川崎二郎、金子一義、山口俊一、山本有二、大畠章宏、小池百合子、細田博之、塩谷立、渡海紀三朗、林幹雄、伊藤達也、佐藤勉)の一人として紹介されている[9]。
政治資金
- 道路特定財源を資金源とする道路運送経営研究会(道路特定財源の一般財源化に反対している)から献金を受けている[10]。
- 日本共産党の機関紙しんぶん赤旗に、消えた年金問題が第21回参議院議員通常選挙の大きな争点となっていた2007年7月に、丹羽が支部長を務める自民党茨城6区支部が、2005年に厚生年金施設の運営目的で設立された財団法人「厚生年金事業振興会」から30万円と、社会保険病院の運営を国から委託されている社団法人「全国社会保険協会連合会」から20万円の献金を受けていたことが政治資金収支報告書によって分かったと報じられた[11]。これらは国民が納めた年金から支出されたものであり、これについて丹羽事務所は個人献金だったとして政治資金報告書を訂正した[11]。
- 丹羽が代表を務める自民党茨城6区支部が、2005年の政治資金収支報告書で同じ領収書のコピーを2枚を添付し、経費を二重計上していたことが分かった[12]。二重計上されたのは、政治活動費の中の宣伝事業費と政治資金パーティー開催事業費の二つの品目の印刷代51万800円で、印刷会社が発行した領収書がコピーされて添付されていた[12]。通し番号とただし書きは空欄であったが日付と金額、印鑑が全く同じで、丹羽事務所は同じ領収書を複製して添付したことを認め、茨城県選挙管理委員会に訂正を申し出た[12]。
選挙歴
当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 第35回衆議院議員総選挙 | 1979年10月7日 | 35 | 旧茨城3区 | 自由民主党 | 5万8441票 | 13.99% | 5 | 4/8 | / |
当 | 第36回衆議院議員総選挙 | 1980年6月22日 | 36 | 旧茨城3区 | 自由民主党 | 8万4724票 | 18.61% | 5 | 2/7 | / |
当 | 第37回衆議院議員総選挙 | 1983年12月18日 | 39 | 旧茨城3区 | 自由民主党 | 7万8723票 | 16.86% | 5 | 2/7 | / |
当 | 第38回衆議院議員総選挙 | 1986年7月6日 | 42 | 旧茨城3区 | 自由民主党 | 10万2583票 | 20.67% | 5 | 2/7 | / |
当 | 第39回衆議院議員総選挙 | 1990年2月18日 | 45 | 旧茨城3区 | 自由民主党 | 9万5793票 | 17.61% | 5 | 2/11 | / |
当 | 第40回衆議院議員総選挙 | 1993年7月18日 | 49 | 旧茨城3区 | 自由民主党 | 11万4979票 | 22.30% | 5 | 2/8 | / |
当 | 第41回衆議院議員総選挙 | 1996年10月20日 | 52 | 茨城6区 | 自由民主党 | 11万495票 | 56.98% | 1 | 1/6 | / |
当 | 第42回衆議院議員総選挙 | 2000年6月25日 | 56 | 茨城6区 | 自由民主党 | 12万5581票 | 56.55% | 1 | 1/4 | / |
当 | 第43回衆議院議員総選挙 | 2003年11月9日 | 59 | 茨城6区 | 自由民主党 | 13万525票 | 58.55% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第44回衆議院議員総選挙 | 2005年9月11日 | 61 | 茨城6区 | 自由民主党 | 14万1212票 | 56.61% | 1 | 1/4 | / |
落 | 第45回衆議院議員総選挙 | 2009年8月30日 | 65 | 茨城6区 | 自由民主党 | 11万4204票 | 41.96% | 1 | 2/3 | / |
当 | 第46回衆議院議員総選挙 | 2012年12月16日 | 68 | 茨城6区 | 自由民主党 | 9万1121票 | 38.19% | 1 | 1/6 | / |
当 | 第47回衆議院議員総選挙 | 2014年12月14日 | 70 | 茨城6区 | 自由民主党 | 11万9116票 | 51.80% | 1 | 1/3 | / |
- ^ 平成24年(2012年)12月19日茨城県選挙管理委員会告示第123号(衆議院小選挙区選出議員選挙において当選した者の住所及び氏名並びに当該当選人に係る候補者届出政党の名称)
- ^ 『新訂 政治家人名事典 明治~昭和』470頁
- ^ 読売新聞
- ^ 「茨城6区 丹羽氏引退で3新人」茨城新聞
- ^ 「茨城6区 国光文乃(くにみつあやの)氏 手厚い支援追い風」茨城新聞
- ^ 2014年衆院選 毎日新聞候補者アンケート
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査
- ^ a b 『毎日新聞』 2004年5月14日 東京朝刊
- ^ 「国会議員三ツ星データブック」、186国会版 国会議員三ツ星データブック、特定非営利法人「万年野党」著。ISBN 978-4905239239
- ^ 社団法人全日本トラック協会への補助金のあり方に関する質問に対する答弁書
- ^ a b しんぶん赤旗 2007年7月12日
- ^ a b c 東京新聞 2007年9月6日
- ^ a b 俵義文『日本会議の全貌』花伝社、2016年
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