ヤリ・リトマネンとは? わかりやすく解説

ヤリ・リトマネン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/03 00:42 UTC 版)

ヤリ・リトマネン
リトマネン(2015年)
名前
本名 ヤリ・オラヴィ・リトマネン
Jari Olavi Litmanen
愛称 リティ[要出典]
ラテン文字 Jari Litmanen
基本情報
国籍  フィンランド
生年月日 (1971-02-20) 1971年2月20日(54歳)
出身地 パイヤト=ハメ県ラハティ
身長 182 cm
体重 81 kg
選手情報
ポジション FW / MF
利き足 右足
ユース
1977-1987 レイパス・ラハティ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1987-1990 レイパス・ラハティ 86 (28)
1991 HJKヘルシンキ 27 (16)
1992 MyPa 18 (7)
1992-1999 アヤックス 159 (91)
1999-2001 バルセロナ 21 (3)
2001-2002 リヴァプール 26 (5)
2002-2004 アヤックス 20 (5)
2004 ラハティ 11 (3)
2005 ハンザ・ロストック 13 (1)
2005-2007 マルメ 10 (3)
2008 フラム 0 (0)
2008-2010 ラハティ 40 (10)
2011 HJKヘルシンキ 18 (1)
通算 449 (173)
代表歴
1989-2010[1]  フィンランド 137 (32)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ヤリ・リトマネン(Jari Litmanen, フィンランド語発音: [ˈjɑri ˈlitmɑnen] ( 音声ファイル), 1971年2月20日 - )は、フィンランド出身の元プロサッカー選手。元フィンランド代表。ポジションはミッドフィールダーフォワード

経歴

15歳まではアイスホッケーにも才能を発揮していたが[2]、17歳のときにサッカーに専念[2][3]。1987年、父も所属していた地元のクラブであるレイパス・ラハティでキャリアをスタート。1989年にはフィンランド代表に招集され、10月22日のトリニダード・トバゴ戦でデビューを飾る[2]。1990年にはフィンランド年間最優秀選手に選出された。

その後フィンランドのクラブチームを転々とし、1992年にオランダアヤックスの2週間の練習に参加し[2]、ファンファールの目に留まり[2]、契約に至った。1年目はデニス・ベルカンプの控えであったが[2]、1994-1995シーズンには26ゴールを挙げリーグ得点王[2]UEFAチャンピオンズリーグではチーム最多の6ゴールを挙げ[2]、優勝の原動力となり[2]、同年のバロンドール投票では第3位となった[4]。ストライカーとして、あるいはチャンスメーカーとして[2]、数々のタイトルをクラブにもたらした。

1999年にリーガ・エスパニョーラの強豪バルセロナへと移籍するが結果を残せず、1シーズンで去ることとなった。 バルセロナへは当時のルイ・ファン・ハール監督の肝煎りで入団し、背番号10を与えられたものの、3トップの更に下のポジションを任されたため、自ら最前線へ飛び出してゴールに絡むプレーが特徴のリトマネンは全くフィットしなかった。更に悪いことに、この頃のバルサはファン・ハールのオランダ人偏重志向への批判が強く、本人はオランダ人ではないものの、アヤックスからの移籍となったリトマネンは、その批判の矢面に立たされることとなり、マスコミやバルセロニスタからリーグ3連覇を逃した戦犯のような扱いを受けた。

そして、子供の頃からの憧れと公言していたFAプレミアリーグリヴァプールへ移籍。しかし、ここでも故障や選手層の厚さなどで出場機会に恵まれず、2002年]アヤックスへ復帰。その後、母国のラハティハンザ・ロストックを経て、スウェーデンマルメに2007年まで在籍した。

2008年1月からはイングランドフラムに加入したが、シーズン末に契約解除となった。8月に母国・ヴェイッカウスリーガのラハティに短期契約で復帰することになった。

2009-2010シーズンにはリーグ戦21試合に出場し、5得点と存在感を発揮した。2010-2011シーズンからは古巣のHJKヘルシンキへ復帰した。シーズン終了後に引退した。

エピソード

マラドーナのファンであり[2]、ラテンの雰囲気を持つ風貌からディエゴと呼ばれていた[2]

タイトル

クラブ

MyPa
アヤックス
リヴァプール
HJKヘルシンキ

個人

脚注

  1. ^ “Jari Litmanen - Century of International Appearances” (英語). The Rec.Sport.Soccer Statistics Foundation. http://www.rsssf.com/miscellaneous/litmanen-intlg.html 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l  TOYOTA CUP 1995 第16回大会パンフレト p.23
  3. ^ a b 杉山茂樹 (2020年6月16日). “CL史上、最もマジメな得点王。そのフィンランド人は10番の概念も変えた”. Sportiva. 2025年7月2日閲覧。
  4. ^ Ballon d’Or Winners-liveabout.com
  5. ^ Season 1994/95 | UEFA Champions League 1994/95”. UEFA. 2025年7月2日閲覧。

関連項目

外部リンク





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