せつにんとう 【殺人刀】
活人剣・殺人刀(かつじんけん・さつじんとう)
殺人刀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/14 20:30 UTC 版)
「さつじんとう」ではなく、「せつにんとう」と読む。新陰流の勢法の中にも同名のものが存在するが、大元は禅の公案集である『碧巌録』、『無門関』などからの引用である。その内容は、「古にいへる事あり、『兵は不祥の器なり。天道之を悪(にく)む。止むことを獲ずして之を用いる、是れ天道也』」という三略の引用から始まり、「兵法の目的とは」「大将たる者にとって必要な兵法とは何か」「兵法を治国に活かすとはどういうことか」ということを説きつつ、新陰流の兵法のうち、心法(特に「平常心」を得る事)に重点を置き、様々な例えや形容を用いて解説している。また「致知格物(格物致知)」のように、『大学(四書のひとつ)』などから引用された儒教的な要素も組み込まれている。
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