こうげん‐けんさ〔カウゲン‐〕【抗原検査】
迅速抗原検査
(抗原検査 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/22 15:25 UTC 版)
迅速抗原検査(じんそくこうげんけんさ)とは、アフィニティークロマトグラフィーを応用した抗原検査法。
概要
原理
特定の抗原と特異的に結合するリガンドが固定された濾紙に試料溶液を滴下すると浸み込み、抗原抗体反応により抗原がある場合にはリガントと結合する。その時に色素が遊離して呈色する。
長所
- 試験室に設置するような機材は不要
- 通常は5〜30分でその場で結果が得られる。
短所
この検査手法はCOVID-19の検査において一応は重要な対策になりうるものではあるものの、最新の研究では、PCR検査によるフォローアップや接触追跡を含む包括的な検査体制がなければ、新型コロナを抑制する方策としては不十分なことが裏づけられていて、疑陽性や偽陰性の可能性が指摘されている[1]。
用途
- ウイルスの感染の有無を検査
- マラリアの罹患の有無
- COVID-19の検査
脚注
- ^ a b “活用広がる「迅速抗原検査」、そのメリットとデメリット”. 2021年6月26日閲覧。
関連項目
抗原検査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 03:44 UTC 版)
今、感染しているかいないかがわかる検査であり厚生労働省で承認されている体外診断用医薬品(クイックナビ-COVID19 Agキット)を用いて鼻の奥の粘膜、唾液から検査が可能。鼻咽頭ぬぐい液をスワブ(長い綿棒)で採取し、試薬を用いて調べる迅速かつ簡便な検査。検査結果は当日約30分で判明する。PCR検査に比べると迅速かつ簡便で安価な検査である代わりに、ウイルス量が多くないと検出できないという特徴があり、偽陰性の割合がPCR検査に比べると高いとされる。そのため、やや感度が低い検査であり、陽性となった場合は確定診断として十分な判断材料となるが、陰性となった場合も、完全には新型コロナウイルスに感染していないと確定することは出来ない。また、保険外診療で自費診療となる。
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