抗原抗体反応の種別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 07:34 UTC 版)
抗原抗体反応に関しても大きく分けて以下の2種類の方法がある。 直接法 抗原に直接反応する抗体(一次抗体)を標識し、抗原抗体反応を1度しか行わない 間接法 標識していない一次抗体を用いて1度目の抗原抗体反応を行い、一次抗体自体を抗原とする別の抗体(二次抗体)を標識して、さらに反応させて2回以上(多くは2回)抗原抗体反応を行う ※検出目的である抗原に直接反応する抗体を標識して可視化する場合が直接法、それ以外の抗体などに標識して可視化(つまり間接的に可視化)する場合が間接法となる。抗体は免疫グロブリンという蛋白であり、それ自体が抗原となり得るので、理屈上、間接法では抗原抗体反応を3度でも4度でも反復することができる。一般に反応は反復するほど増幅されるので検出感度を高めることができるが、同時に特異性は低下する。
※この「抗原抗体反応の種別」の解説は、「免疫染色」の解説の一部です。
「抗原抗体反応の種別」を含む「免疫染色」の記事については、「免疫染色」の概要を参照ください。
- 抗原抗体反応の種別のページへのリンク