女髪結いとは? わかりやすく解説

女髪結い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 11:09 UTC 版)

髪結い」の記事における「女髪結い」の解説

結髪習慣化してからは、自分で髪を結うのが成人女性嗜みとされたが、髪型複雑になってきた明和年間ごろにはもはや素人の手負えず、また、後ろ髪大きく突き出すような型など、自分では結うのが難し髪型氾濫したため、多彩な髪型熟知し顧客容姿好み合わせて結い上げる専門職必要になり、男性の「廻り髪結い」が遊廓出入りして遊女の髪を結った。 しかし、男性では複雑化してゆく髪型熟知し顧客細かな要望応えることが困難となり、安永ごろになる女性髪結い登場して遊廓の「廻り髪結い」は急速に衰退していった。 彼女たち筋目梳き櫛などを風呂敷包んで顧客訪ね要望聞きながら最新髪形結っていった。江戸時代後期には毎年のようにスタイルブック売り出され髪結いはそれを参考アレンジ加えて結っていた。 女髪結い自体着古した地味な衣装前垂れを帯代わりにするような堅実質素な女性多かったのだが、幕府他人に髪を結わせるという行為が贅沢だとして、たびたび禁止令を出していた。 髪結い料は安永ごろの資料を見ると一回200程度で、物価時代によって多少変動があった。また、遊廓女郎大店妻女からは季節ごとに祝儀の品が届いた江戸時代には女性専門職髪結い産婆などに限られていたため、妻の収入楽な暮らしをする亭主を指す「髪結いの亭主」という言い回し生まれた。ただし、実際に亭主髪結い行っているところもあった。

※この「女髪結い」の解説は、「髪結い」の解説の一部です。
「女髪結い」を含む「髪結い」の記事については、「髪結い」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「女髪結い」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「女髪結い」の関連用語

女髪結いのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



女髪結いのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの髪結い (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS