住民参画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/09 07:43 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動住民参画(じゅうみんさんかく、英語: Public Involvement, PI)とは、情報公開、住民の意見聴取といった従来の「住民参加」にとどまらず、多様な住民意見を反映し、住民の視点を生かした政策を行うために、地域政策の計画立案、意思決定において、行政と住民との意見交換、合意形成を行うことである。
市民参加、住民参加が伴う街づくりの各分野で使われるようになってきているが、パブリックインボルブメントの元々は、道路行政における計画策定に際して、市民に広く意見を求め、市民の意志を確認するための調査を行い、かつ計画策定のプロセスを市民と共有する仕組みであった。
効果
住民の合意に基づいて地域計画が作られるため、計画の推進に際しては、住民の協働、理解が得られやすくなる。
問題点
他方、実際に住民参画が行われる際には、一般的に合意形成までに多くの時間、経費、労力が必要になるとされる。また、住民に参画の経験の少ない場合、住民の発言が行われず形骸化してしまうこともある。
現状
自治体等では住民意見の調整などのルール作りが進められている。
市民参画と住民参画
住民参画は地域性が重視される。「OO市市民参画」と言う場合、基本的には、ある一定の地域的な範囲を持つため、住民参画と同様の意味を持つ。 しかし、市民の語義は多義的で、地域性があいまいである。どの範囲の参画を求めるか(非住民の参加など)については個々のケースによる。
関連項目
- 協働
- コミュニティガバナンス
- 住民運動
- 市民活動
- 市民参画
- 男女共同参画
- まちづくり
- 首都高速神奈川7号横浜北西線 - 日本で初めて、計画段階から住民参画を取り入れた首都高速道路。
住民参画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 07:40 UTC 版)
松川村には長らく図書館が設置されなかったため、「無料で図書の貸出を行う場所」というイメージが定着していた。このため、松川村公民館図書室、松川村立松川小学校、松川村立松川中学校の計3人の司書を中心として図書館の役割を考え、「児童サービスを中心に据える」ことを決定した。図書館の入口脇にはランドセル置き場がある。比較的蔵書数が少ないため、0類から8類までは児童書と一般書を混配している。9類の棚ざし見出しには、著者名に加えて著者の顔写真とプロフィールを掲載している。 松川村多目的交流センター「すずの音ホール」の設計段階では、住民を主体とするワークショップを約3年間にわたって数十回も行った。先進図書館の視察、什器の選定、選書などにも多くの住民が関わっている。設計は龍環境計画。総工費は10億円。
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