ボディー‐カメラ【body camera】
ボディカメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 05:59 UTC 版)
「アメリカ合衆国の警察」の記事における「ボディカメラ」の解説
証拠となる動画の撮影を目的とし、服に取り付ける小型のビデオカメラのこと。昔から警察官の違法な制圧行動が度々問題になっているが、一方で適正な執行であっても過剰暴力や人種差別などの批判を受けることもある。そこで適正な執行においては正当性を証明し、違法な執行においては警察官を明確な証拠に基づいて訴追できるよう、動画を残すための手段としてボディカメラを採用する警察が増えている。この目的はパトカーの車載カメラと目的は同じである。 ボディカメラは服に装着することから小型・軽量のものが一般的で、カメラそのものの機能については、民間で普及しているGoProなどと機能はほぼ同じである。携帯無線機用マイクと一体化したものもあれば、独立したカメラになっているものもある。カメラには32GB程度のメモリーカードを挿入できるようになっており長時間の録画可能。スマートフォンでお馴染みとなった小型・高性能・低価格なイメージセンサーの普及もあり、今では1080p・フルハイビジョンのものが珍しくない。また最近のモデルはカメラの後ろに小型の液晶画面が装着されているものもあり、その場で録画映像を再生し確認することもできる。 もっとも、このカメラは装用している警察官が恣意的に作動を止めることが可能で、警察官の違法行為抑止には役立たないと指摘されている。
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