赤ちゃんが突然死亡してしまうことで、sudden infant death syndromeの頭文字をとってSIDSと呼ばれます。厚生労働省によれば日本では4,000人に1人の割合で起こっており、生後2ヶ月から6ヶ月の赤ちゃんに多いとされています。
原因はまだはっきり分かっていませんが、育児環境の中で3つの要因が指摘されています。まず第一に、たばこが危険因子と考えられています。1994年の厚生省研究班報告によれば、両親がともに喫煙する場合は、喫煙しない場合の約4.7倍もSIDSの発症率が高くなっています。また、妊娠中の喫煙もSIDSを増加させるとするデータもあります。そのほか、あおむけに寝かせた場合に比べてうつぶせに寝かせたときの方がSIDSが起こりやすいということが分かっています。3つめに人工乳で育てた赤ちゃんに比べ、母乳で育てた赤ちゃんではSIDSが起こる割合が低いといわれています。しかし、人工乳が何らかの理由でSIDSを引き起こすということが分かっているわけではありません。
乳幼児突然死症候群
別名:SIDS
英語:Sudden Infant Death Syndrome
健康だった乳幼児が睡眠中などに突然死に至る病気。2013年現在8月、乳幼児突然死症候群の原因は判明していない。
厚生労働省のウェブサイトによると、乳幼児突然死症候群は6000人から7000人に1人の割合で発症するとされている。乳幼児突然死症候群を発症する乳幼児は早産児や低体重児である場合が多く、うつぶせ寝や両親の喫煙をはじめとする生活習慣が原因であるという説が有力である。
乳幼児突然死症候群によって毎年約100人ほどが死亡しているとされる。乳幼児突然死症候群は特に生後2ヵ月から6ヵ月の子どもに多いが、1歳以上で発症することもある。
関連サイト:
乳幼児突然死症候群(SIDS)について - 厚生労働省
エス‐アイ‐ディー‐エス【SIDS】
読み方:えすあいでぃーえす
シズ【SIDS】
SIDS
別名:乳幼児突然死症候群
乳幼児突然死症候群(SIDS)
SIDS (えすあいでぃーえす)
sids
乳幼児突然死症候群
(si ds から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/04 01:18 UTC 版)
乳幼児突然死症候群(にゅうようじとつぜんししょうこうぐん、英語: Sudden infant death syndrome、SIDS、シッズ)は、何の予兆もないままに、主に1歳未満の健康にみえた乳児の突然死である[1]。「予期せぬ乳幼児突然死(英:Sudden Unexpected Infant Death(SUID)、Sudden Unexpected Death in Infancy(SUDI)」の1種である[2]。アメリカなどでは、俗に「cot death」や「crib death」と呼称する。2005年4月18日、厚生労働省が公表したSIDSに関するガイドラインによると「SIDSは疾患とすべきでない」という意見もある。
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