ジャズ・ロック[jazz rock]
ブラス・ロック
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/04 15:10 UTC 版)
| ブラス・ロック | |
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| 現地名 | Jazz rock |
| 様式的起源 | |
| 使用楽器 | |
| 派生ジャンル | |
ブラス・ロック (英: Jazz rock) はロックのジャンルの一つ。ロックのアレンジを基調とし、ジャズの要素を加味してトランペットやトロンボーンなどの金管楽器(ブラス)を前面に押し出した音楽性が特徴。1960年代後半から1970年代前半に流行した。代表的なバンドとしてはシカゴ[1]、ブラッド・スウェット&ティアーズ[2][注 1] (BS&T)、チェイス[3]などが挙げられる。
ブラス・ロックという呼び方は日本独自のもので、世界では「ジャズ・ロックの一部」[4]として扱われている。
概要
1960年代後半、ロックとジャズの融合が試みられたことで、迫力あるブラス・セクションを導入したロックバンドが現れた。木管楽器であるサクソフォーンを加えたホーン・セクションを擁するシカゴなどが、ビッグバンド・ジャズから引き継いだサウンドとシングル向きな楽曲によりヒットを放った。コンガなどのパーカッションや、ワウ・ペダル(ワウワウ・ギター)などを加えることで、よりブラス・ロックらしいサウンドにするバンドも見られた。チェイスはトランペット4人編成の変則的なブラス・セクションを用いた。
詳細
ポップスやソウル、R&B、ブルーアイド・ソウルの編曲では、従来からブラスを用いることはよくあったが、あくまでも伴奏の一部という位置付けだった。また、エレキギターをサウンドの主役とするロックの世界では、ブラス・セクションは黒人音楽のイメージが強く、積極的に用いられることが少なかった。だが、1967年にバッキンガムズ[5]のプロデューサーを務めた[注 2]ジェイムス・ウィリアム・ガルシオは、1968年にBS&T[注 3]、1969年にシカゴ[注 4]など複数のブラス・ロック・グループを担当した[6]。
他にもライトハウス、テン・ホイールズ・ドライブ、ドリームズ、コールド・ブラッドなどが活躍した。ホーンセクションはR&Bなどの影響がうかがえ、コンガやボンゴなどはラテン音楽からの影響が見られた。
日本の音楽界では1970年前半に、主に歌謡曲のジャンルで筒美京平や馬飼野康二らが、ブラス・ロックを編曲に取り入れた楽曲を発表した。1979年には日本初と言われるブラス・ロックバンドスペクトラムがデビューした。
主な楽曲
- 長い夜(1970年):25 Or 6 To 4[注 5]
- クエスチョンズ67&68
- ビギニングス
- いったい現実を把握している者はいるだろうか
- 僕らに微笑みを[注 6](米国では1970年、日本では1972年にヒット)
- サタディ・イン・ザ・パーク(1972年)
- ダイアログ(1972年)
- 俺たちのアメリカ(1972年)
- 愛の絆(1973年)[注 7]
- 君と二人で(1973年)
- 追憶の日々(オールド・デイズ)(1975年)
- スピニング・ホイール(1969年)
- ユーヴ・メイド・ミー・ソー・ベリー・ハッピー(1969年)
- 黒い炎(1971年)
- アイズ・オブ・マーチ
- ヴィークル(1970年)
- 欧陽菲菲
- 恋の追跡(ラブ・チェイス)
- 情熱の嵐
- 激しい恋
- 許されない愛
- 古い日記
- トマトイッパツ
- サンライズ
主なミュージシャン
- シカゴ
- ブラッド・スウェット&ティアーズ
- アイズ・オブ・マーチ
- チェイス
- バッキンガムズ
- ロイ・ウッズ・ビゾ・バンド
- ウディ・ハーマン・オーケストラ
- ライトハウス
- グラス・ルーツ[注 8]
- ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズ[注 9]
- タワー・オブ・パワー
- C.C.S. - アレクシス・コーナーの1970年代バンド
- ドリームス - ブレッカー兄弟のバンド
- テン・ホイール・ドライブ - マイケル・ゼイガー[注 10]がメンバーだった。
- ザ・モブ
- コールド・ブラッド
- メイナード・ファーガソン
- スペクトラム
関連項目
脚注
注釈
- ^ ニューヨークを拠点としたブラス・ロック・バンド。
- ^ ヒット曲「マーシー・マーシー・マーシー」はキャノンボール・アダレーのソウルジャズの曲に歌詞を付けたものである。
- ^ セカンド・アルバム『血と汗と涙』は第12回グラミー賞の最優秀アルバムを受賞した。
- ^ デビュー・アルバム『シカゴの軌跡』から計9作のアルバムのプロデューサーを務めた。
- ^ ビルボードHot 100 #4
- ^ ビルボードHot 100 #9
- ^ ビルボードHot 100 #10
- ^ 「涙の滑走路」「恋は二人のハーモニー」などのヒットを放った。
- ^ 「恋のかけひき」が1971年にヒットした。
- ^ 1978年にマイケル・ゼイガー・バンド名義で「レッツ・オール・チャント」のディスコ・ヒットあり。
出典
- ^ https://www.allmusic.com/artist/chicago-mn0000110161
- ^ “Blood, Sweat & Tears”. 2020年4月7日閲覧。
- ^ https://www.allmusic.com/artist/chase-mn0000100840
- ^ http://www.discogs.com/search/?style_exact=Jazz-Rock
- ^ http://www.discogs.com/ja/artist/395463-The-Buckinghams
- ^ https://www.imdb.com/name/nm0345899/bio/
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