iPod, iPhoneとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 07:42 UTC 版)
「Apple Newton」の記事における「iPod, iPhoneとの関係」の解説
AppleがPDAから撤退し、業績を回復した後もMac以外の携帯コンピュータを発売することは長らくなかった。2004年6月に、AppleCEOのスティーブ・ジョブズは、「Appleは新しい携帯コンピュータ市場参入への圧力をはねのけた」と述べ世界的に見てPDA市場は衰退傾向にあり、需要が十分ではないとしてAppleは開発しない道を選択したことを明らかにした。なお、2001年に登場した携帯音楽プレーヤーのiPodのOSを作成したPixo社は、AppleでNewtonの開発に携わっていた2人の技術者が作った会社である。 2007年、Appleは新しいARMベースのスマートフォン「iPhone」と、メディアプレイヤー「iPod touch」を発表した。これらはタッチパネルを搭載しインターネット端末の機能があったが、ソフトウェアの追加はできず、PDAとは別の製品であるとされていた。しかし、後にユーザがソフトウェアを追加できるようになり、汎用のコンピュータとして機能するようになった。iPhoneとiPod touchのOSであるiOSはMac OS Xベースであり、Newtonとは技術的に直系ではないものの、AppleにとってはNewton以来の事実上のPDAへの再参入である。AppleはPDAという言葉こそ使っていないものの、デザインやコンセプト面ではiOSプラットフォームはNewtonの末裔と言えなくもない。初代iPhoneデザインには、Newton MessagePadのデザイナーのうちUI/UXをグレッグ・クリスティ、筐体をジョナサン・アイブらが関わっているが、エンジニアリングはGeneral Magicで端末開発を担当していたトニー・ファデルらである。
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