eMachines買収
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 02:24 UTC 版)
「ゲートウェイ (PCメーカー)」の記事における「eMachines買収」の解説
その後はアメリカ国内だけで事業を展開し、液晶テレビなどの周辺機器の販売にも力を入れるものの、パソコン本体のシェアは減り続けた。2004年1月30日に、ゲートウェイ同様に低価格を売りにするeMachines社(イーマシーンズ、2002年に日本に進出)を買収。eMachinesの上位モデルとしてゲートウェイのパソコンを販売している。 2004年12月には、eMachinesが展開していた流通網をそのまま利用する形で再び日本市場に進出し、日本の小売市場においてPC専業メーカーとしての展開を進め、「Gateway」と「eMachines」の価格・性能に若干の差異がある2種類のブランドを使い分ける形でPCを供給している。以前はインテルとの連携が強かったが、買収後はAMDとの連携も行っている。 2006年には、アメリカで「HP/コンパック」「デル」に続く第3位のPC出荷台数を誇り、世界規模でも常に10位以内をキープし、ニューヨーク証券取引所に上場する世界規模のPCメーカーとなった。合併後の重要な販売戦略として、通信販売よりも店頭販売に重点を置き、一般消費者をメインのターゲットとする、という「デルのやらないことをやる」という戦略(eMachines合併時のウェイン・イノウエCEOのインタビューから)がある。 消費者にとって比較的高い購入価格を持つPCという商品は「対面による販売、実際に製品を触っての購入」という需要は依然高く、この戦略によって、PC関連マスコミやかつての顧客の中にある、2001年の急な撤退時の悪印象にもかかわらず、製品の日本におけるシェアは再び増加傾向を見せた。
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