電子地図(でんしちず)(digital map)
情報技術(IT)の成果のひとつとして、従来は主に紙媒体だった地図がパソコンなどで扱うことのできるデジタル情報で表現できるようになった。紙媒体よりも多い情報を盛り込むことができる。
最近、さまざまな地理情報をデータベースにまとめ、空間的に情報を取り扱うことのできる地理情報システム(GIS)の利用が広がっている。緯度・経度や住所などの位置情報を電子地図に結びつけることによって、電子地図から多くの情報を取り出すことが可能となった。
例えば、顧客の属性や地理的な分布などを分析し、新規店舗の出店判断に利用するマーケティング・ツールとしての利用価値が高い。また、国や地方の行政機関が都市計画や災害対策などに利用するケースも増えている。
さらに、インターネットなどの通信技術と併用すれば、電子地図の情報をいつも最新の状態に保つことができる。店舗情報や道路情報などの更新は素早く反映され、古くなったからといって地図を買い換える必要はなくなる。
地球測位システム(GPS)の機能を組み入れた携帯電話で、自分のいる場所などが地図で表示されるのも、比較的新しい技術だ。
(2002.08.30更新)
デジタル地図
【英】digital map
デジタル地図とは、パソコン上で扱えるようにデータ化された地図のことである。専用のソフトウェアやウェブサイトを通じて提供される。住所や施設名、電話番号などから目的地の地図を検索する、目的地までの距離や所要時間を調べる、自分で目標物を地図上に設定するなど、紙の地図では難しかった作業を簡単に行うことができる。
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