analog cellular phoneとは? わかりやすく解説

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アナログ携帯電話

読み方アナログけいたいでんわ
別名:アナログ式携帯電話アナログケータイ
【英】analog cellular phone

アナログ携帯電話とは、音声アナログ信号変調することで通話を行う方式携帯電話総称である。

アナログ携帯電話では、音声情報ラジオ要領搬送波変換してやり取りする。同時に複数通話を行うための多重化方式として、周波数帯域分割して帯域ごとにチャンネル割り当てるFDMAFrequency Division Multiple Access)が採用されている。また、通話中の発話・受話を同時に行うため、通信の上下りそれぞれ別の周波数帯用いFDDFrequency Division Duplex)が採用されている。

アナログ携帯電話は、変調仕組み比較的簡単であるという利点があり、その反面周波数帯域分割して利用するという性質上、周波数利用効率があまり高くないという難点があった。

アナログ携帯電話の主な通信方式としては、北欧採用されているNMT方式アメリカで採用されているAMPSAdvanced Mobile Phone Service)などがある。国内においてはNTTドコモHICAP方式日本移動通信IDO)はMotorola開発したTACS方式採用していた。

アナログ携帯電話は携帯電話黎明期登場し1980年代から90年代初頭にかけて普及した。しかし後に、PDCPersonal Digital Cellular方式はじめとするデジタル携帯電話確立されると、アナログ携帯電話はノイズに弱い、盗聴されやすい、といった理由もあり徐々に衰退していった。日本では1999年3月HICAP方式2000年9月TACS方式サービス終了したことで、アナログ携帯電話は利用されなくなった。ただし、アメリカをはじめ海外諸国では2000年以降主な通信方式ひとつとして利用していることが珍しくない

なお、アナログ携帯電話は、後に登場したデジタル携帯電話との対比から第一世代携帯電話1G)と呼ばれることも多い。一般的に第一世代携帯電話と言えば、ほとんどの場合、アナログ携帯電話を指す。

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