WebPartTracker クラス

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

WebPartTracker クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

Web パーツ接続で循環接続が存在していないかを監視します。

名前空間: System.Web.UI.WebControls.WebParts
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public NotInheritable Class
 WebPartTracker
    Implements IDisposable

Visual Basic (使用法)

Dim instance As WebPartTracker

C#

public sealed class WebPartTracker : IDisposable

C++

public ref class WebPartTracker sealed : IDisposable

J#

public final class WebPartTracker implements
 IDisposable

JScript

public final class WebPartTracker implements
 IDisposable

解説

Web パーツ接続は、データを共有できるようにする 2 つの WebPart (または他のサーバーやユーザー) コントロール間のリンクまたは関連付けを表します。すべての Web パーツ接続には、データのプロバイダとデータのコンシューマの 2 つのコントロールが存在します。

1 つの Web パーツ コントロールに、プロバイダとコンシューマの両方の役割が割り当てられ、提供するデータが、利用されるデータに依存する場合、Web パーツ コントロール間で無限ループに陥る接続が作成されてしまう可能性があります。このようなループを循環接続と呼びます。開発者は、WebPartTracker クラスを使用して、プロバイダのコネクション ポイントと Web パーツ コントロールに使用されている接続の数を追跡することにより、循環接続を防ぐことができます。プロバイダのコネクション ポイントとコントロールは、WebPartTracker コンストラクタで指定します。

循環接続が検出された場合、WebPartTracker オブジェクトによって、プロバイダの Web パーツ コントロールの WebPart.ConnectErrorMessage プロパティが設定されます。IsCircularConnection プロパティによって true が返されます。

.NET Framework のセキュリティ

• AspNetHostingPermission  (ホスト環境での動作に必要なアクセス許可)要求値 : LinkDemand; アクセス許可値 : Minimal。

継承階層

System.Object
  System.Web.UI.WebControls.WebParts.WebPartTracker

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
WebPartTracker メンバ
System.Web.UI.WebControls.WebParts 名前空間