WebPartPersonalization.Load メソッド

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WebPartPersonalization.Load メソッド

メモ : このメソッドは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

パーソナル化を初期化します。

名前空間: System.Web.UI.WebControls.WebParts
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Protected Overridable Function
 Load As PersonalizationScope

Visual Basic (使用法)

Dim returnValue As PersonalizationScope

returnValue = Me.Load

C#

protected virtual PersonalizationScope Load ()

C++

protected:
virtual PersonalizationScope Load ()

J#

protected PersonalizationScope Load ()

JScript

protected function Load () : PersonalizationScope

戻り値
親である WebPartManager の PersonalizationScope インスタンス。

例外

例外の種類	条件
InvalidOperationException	このメソッドはパーソナル化が無効な場合 (Enabled が false の場合) に呼び出されました。 または 関連する WebPartManager の Page プロパティの値が null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。 または WebPartManager コントロールの関連する Page インスタンスの Request プロパティの値が null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。
ProviderException	プロバイダが、ページ マークアップまたは ProviderName プロパティのいずれかで明示的に設定されましたが、そのプロバイダは見つかりません。 または パーソナル化状態データを格納するオブジェクトが null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。
ArgumentException	データの読み込み中または逆シリアル化中に問題が発生しました。 または 構成ファイルのパーソナル化プロバイダの定義でエラーが発生しました。
ConfigurationErrorsException	既定のプロバイダが見つからないか、パーソナル化プロバイダの初期化を行う際にエラーが発生したため、基になるパーソナル化プロバイダが初期化に失敗しました。

解説

このメソッドは、親の WebPartManager コントロールに代わって、パーソナル化情報を初期化するメイン エントリ ポイントです。このメソッドは、親の WebPartManager コントロールの OnInit メソッドの実行中に呼び出されます。親の WebPartManager コントロールでパーソナル化が無効になっている場合、通常、このメソッドは呼び出されません。

このメソッドの実行中に、次の初期化が行われます。

• 既定のパーソナル化プロバイダ、WebPartManager のページ マークアップに示されるカスタム プロバイダ、または ProviderName プロパティのいずれかへの参照が取得されます。

• プロバイダが呼び出され、現在実行中のユーザーについてのユーザー機能 (DetermineUserCapabilities) が確認されます。

• 現在のページ、ユーザー、およびスコープの組み合わせにおけるパーソナル化状態が、プロバイダ (LoadPersonalizationState) によって基になるデータ ストアから読み込まれ、WebPartPersonalization のインスタンス内に格納されます。

• 現在のページ、ユーザー、およびスコープのパーソナル化スコープが、プロバイダ (DetermineInitialScope) によって決定されます。この決定の結果は、InitialScope プロパティの値とは異なることがあります。

このメソッドから返されるスコープの値は、Scope プロパティの値として使用されます。

メモ
パーソナル化が無効なために InvalidOperationException 例外が発生するのは、Load メソッドが直接呼び出される場合にのみです。ASP.NET の実装では、内部のヘルパー メソッドが実際に呼び出されて読み込みが実行されます。このヘルパー メソッドは、ページのパーソナル化が有効でない場合でも、エラーなしで制御を戻します。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
WebPartPersonalization クラス
WebPartPersonalization メンバ
System.Web.UI.WebControls.WebParts 名前空間
WebPartPersonalization クラス
その他の技術情報
ASP.NET Web パーツ ページ
Web パーツのパーソナル化の概要
チュートリアル : ユーザー コントロールに Web パーツ パーソナル化を実装する
Web パーツのパーソナル化