VoIPを活用した電話網
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 09:39 UTC 版)
「VoIP」の記事における「VoIPを活用した電話網」の解説
一般的にはIP電話との認知は無いまたは薄いが、中継網にVoIPを活用している電話サービスも以下に述べる。 2001年4月から、フュージョン・コミュニケーションズが日本初の本格的な専用IP網中継電話を事業者識別コード番号0038のマイライン(優先接続方式)で営業開始した。 2005年2月には、KDDIが、内部の中継網(収容局以降)を専用IP網で構成して、メタルプラスサービスを開始した。直収電話の形態を取っている。 PHS事業者のウィルコムでは、2005年頃より、トラフィックの多い地域にVoIP対応交換機 (ITX : Ip Transit eXchange) (PDF) を導入し、VoIP網を構築してきたが、2012年3月には全基地局のITXへの収容を完了した。これにより、音声通話およびデータ通信のトラフィックについて、内部の中継網(収容局以降)を専用IP網で構成して、従来の電話網から専用IP網(VoIP含む)に流す事で、NTT東西への接続料が不要となった。またウィルコム同士の音声通話定額制の導入を可能にできたのも、このITX化による恩恵である。 アクセスポイント方式 通常の電話からアクセスポイントに電話を掛けて、VoIPの中継網を通して他の電話網に着信する、特殊なサービスもある(スーパーテレフォン、JENS ipPhone等)。
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