TypedReference 構造体

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

TypedReference 構造体

場所を指すマネージ ポインタと、その場所に格納される可能性がある型のランタイム表現の両方を格納するオブジェクトを記述します。

この構造体は、CLS に準拠していません。  

名前空間: System
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

<CLSCompliantAttribute(False)> _
<ComVisibleAttribute(True)> _
Public Structure TypedReference

Visual Basic (使用法)

Dim instance As TypedReference

C#

[CLSCompliantAttribute(false)] 
[ComVisibleAttribute(true)] 
public struct TypedReference

C++

[CLSCompliantAttribute(false)] 
[ComVisibleAttribute(true)] 
public value class TypedReference

J#

/** @attribute CLSCompliantAttribute(false) */ 
/** @attribute ComVisibleAttribute(true) */ 
public final class TypedReference extends ValueType

JScript

JScript では、構造体を使用できますが、新規に宣言することはできません。

解説

型付き参照は型と値の組み合わせで、varargs などをサポートするために使用されます。TypedReference は定義済みの値型で、パラメータやローカル変数に使用できます。

TypedReference オブジェクトの配列は作成できません。たとえば、次に示す呼び出しは無効です。

C#

Assembly.Load("mscorlib.dll").GetType("System.TypedReference[]");

Windows Mobile for Pocket PC、Windows Mobile for Smartphone、Windows CE プラットフォームメモ : この構造体は .NET Framework インフラストラクチャをサポートします。コードから直接使用するためのものではありません。

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0
.NET Compact Framework
サポート対象 : 2.0、1.0

参照

関連項目
TypedReference メンバ
System 名前空間