プリンセス・ブライド
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/27 18:15 UTC 版)
プリンセス・ブライド The Princess Bride |
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著者 | ウィリアム・ゴールドマン | |
訳者 | 佐藤高子 | |
発行日 | 1973年 | |
発行元 | ハーコート社 | |
ジャンル | 歴史ファンタジー | |
国 | ![]() |
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言語 | 英語 | |
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『プリンセス・ブライド』(The Princess Bride)は、ウィリアム・ゴールドマン作の長編小説である。1973年にハーコート社(Harcourt)から出版された。S・モーゲンスターン著『プリンセス・ブライド』という架空の小説に関して話が進められる、典型的なメタフィクションである。日本語訳は1986年に早川書房から刊行された。
概要
作中(第一層)の登場人物はウィリアム・ゴールドマンやその妻子である。作中のゴールドマンはヨーロッパの小国フローリン国に出自を持つ作家である。彼は少年時代、同郷の大作家S・モーゲンスターンの『プリンセス・ブライド』を父に読み聞かせられて以来、読書に目覚め、長じては作家になった。大人になった彼がある時『プリンセス・ブライド』を読んでみると、この作品が記憶にあるほど面白くはないことに気付く。かつての父は、面白いところだけをかいつまんで読み聞かせてくれていたのである。そこでゴールドマンは、かつての愛読書の面白さを世に知らしめるため『プリンセス・ブライド』を「現代人向け娯楽短縮版」にリライトして復刻することを目論み、出版社に話を通す。
それ以降の本文(第二層)は、ゴールドマン版『プリンセス・ブライド』そのものである。作中作『プリンセス・ブライド』は中世のフローリン国を舞台にし、恋愛・活劇・風刺など多彩な要素を盛り込んだ歴史ファンタジー小説である。ただし風刺の部分は、ゴールドマン版では大幅に削られている。削除箇所には代わりにゴールドマンのコメント(オリジナルのその部分がいかに退屈であるか)が挿入される。
作中作がフィクションであることは明示されているが、実はフローリン国、S・モーゲンスターン、オリジナル版『プリンセス・ブライド』自体、ゴールドマンの来歴や家族構成、といった第一層の事物も架空のものである。
書誌情報
映像化
1987年にロブ・ライナー監督により映画化された。原題は小説版と同じ『The Princess Bride』で、邦題は『プリンセス・ブライド・ストーリー』。脚本はウィリアム・ゴールドマン自身が担当し、祖父(ピーター・フォーク)が病気の孫(フレッド・サベージ)にこの小説を読んであげるという形式で物語が進行する。
主要参考資料
- ハヤカワ文庫『プリンセス・ブライド』巻末解説
- 司悠司『超過激読書宣言』青弓社、1991年
外部リンク
「The Princess Bride」の例文・使い方・用例・文例
- The Malay Times に掲載されていた、非常勤の下級アナリストの職に関する広告についてご連絡を差し上げています。
- ‘They are flying kites.' はあいまいな文である.
- 話し中です (《主に英国で用いられる》 The number's engaged.).
- 名詞相当語句 《たとえば The rich are not always happier than the poor. における the rich, the poor など》.
- 総称単数 《たとえば The dog is a faithful animal. の dog》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- 王立オペラ劇場 《the Covent Garden Theatre のこと》.
- 英国学士院 (The Royal Society)の会報.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- 『Scotish』は、『The Scottish Symphony』や『Scottish authors』、あるいは、『Scottish mountains』のような、より正式な言葉遣いの傾向がある
- STD(神学博士)はラテン語のSanctae Theologiae Doctorに由来する
- 『The boy threw the ball(少年がボールを投げた)』は、能動態を使う
- 『The ball was thrown(ボールは投げられた)』は簡略化された受動態である
- 1992年,「The Animals(どうぶつたち)」という本のために,まどさんの動物の詩のいくつかが皇后美(み)智(ち)子(こ)さまによって英訳された。
- 式典は,3Dコンピューターアニメ映画「I Love スヌーピー The Peanuts Movie」の米国公開の数日前に行われた。
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