標準エラー出力
【英】Standard Error
標準エラー出力とは、標準出力と同様にUNIX環境でのディスプレイに相当する装置のことである。
UNIX上で動作するプログラムの実行結果は標準出力に出力し、警告等のメッセージは標準エラー出力に表示するように設計するのが一般的である。これによって、実行結果をファイルにリダイレクトした場合、ディスプレイ上には結果が表示されないが、エラーが発生した場合は、メッセージをディスプレイ上に表示することができる。ファイルポインターはstderr、ファイル記述子は2が割り当てられている。標準出力と同様に、標準エラー出力へのデータをファイルやプリンタなどのデバイスにリダイレクトすることができる。
UNIX上で動作するプログラムには、標準入力・標準出力・標準エラー出力の3つが暗黙的に割り当てられる。
参照リンク
stdin - The Open Group
標準誤差 standard error
標準誤差
母集団母数(パラメーター) 1は母集団を特徴づける数値である。統計的推定 2とはそのような母数を標本から推定する手続をいう。このような推定値は標本誤差 3の影響を受け、標本誤差の大きさの程度は一般的に標準誤差 4によって与えられる。時に信頼区間 5という用語が用いられ、あらかじめ定められた確率の下で推定値がその中に落ちると期待される範囲を示す。二つの数値の差が偶然によって生ずる確率が、有意水準 7と呼ばれる所与の数値より小さい場合、その差は有意差 6と呼ばれる。たとえば、偶然によって生じる確率が0.05未満の場合、その差は5%水準で有意であるという。標本誤差に加えて、観測誤差 8あるいは回答誤差 8も推定値に影響を与える。これらの誤差には通常、面接誤差 9が含まれるが、それは基礎データが収集される際に面接調査員によってもたらされる系統的誤差である。
「standard error」の例文・使い方・用例・文例
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