標準エラー出力
【英】Standard Error
標準エラー出力とは、標準出力と同様にUNIX環境でのディスプレイに相当する装置のことである。
UNIX上で動作するプログラムの実行結果は標準出力に出力し、警告等のメッセージは標準エラー出力に表示するように設計するのが一般的である。これによって、実行結果をファイルにリダイレクトした場合、ディスプレイ上には結果が表示されないが、エラーが発生した場合は、メッセージをディスプレイ上に表示することができる。ファイルポインターはstderr、ファイル記述子は2が割り当てられている。標準出力と同様に、標準エラー出力へのデータをファイルやプリンタなどのデバイスにリダイレクトすることができる。
UNIX上で動作するプログラムには、標準入力・標準出力・標準エラー出力の3つが暗黙的に割り当てられる。
参照リンク
stdin - The Open Group
標準エラー出力 (stderr)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 02:27 UTC 版)
「入出力」の記事における「標準エラー出力 (stderr)」の解説
一般的にはディスプレイ(キャラクタ表示)に対応する。コンピュータ(オペレーティングシステムもしくは実行プログラム)からの実行状態の経過報告などが表示される2番目の表示出力装置
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標準エラー出力 (stderr)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 17:14 UTC 版)
「標準ストリーム」の記事における「標準エラー出力 (stderr)」の解説
標準エラー出力は、エラーメッセージや診断メッセージを出力するためのもう1つの出力ストリームである。標準出力とは独立しているため、一方だけをリダイレクトすることができる。デフォルトでは端末(のディスプレイ)になっており、標準出力がリダイレクトされていて画面に表示されなくとも、エラーメッセージだけはユーザーが目にするようになっている。例えば、パイプで出力が他のプログラムの入力に接続されている場合でも、標準エラー出力は直接端末のディスプレイに届く。 標準出力と標準エラー出力を同じ出力先(端末など)にリダイレクトすることもよくある。バッファが関与しない場合、メッセージはプログラムが書いた順序で現れる。典型的な例として、標準エラー出力がバッファリングされておらず、標準出力が行単位でバッファリングされている場合、後から標準エラー出力に書かれたメッセージが先に端末上に表示されることがある(標準出力のバッファが満杯になっていない場合)。 標準エラー出力のファイル記述子は2である。POSIXの
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