SqlClientPermission.Add メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

SqlClientPermission.Add メソッド

新しい接続文字列および予約キーワードのセットを SqlClientPermission オブジェクトに追加します。

名前空間: System.Data.SqlClient
アセンブリ: System.Data (system.data.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Overrides Sub Add
 ( _
    connectionString As String, _
    restrictions As String, _
    behavior As KeyRestrictionBehavior _
)

Visual Basic (使用法)

Dim instance As SqlClientPermission
Dim connectionString As String
Dim restrictions As String
Dim behavior As KeyRestrictionBehavior

instance.Add(connectionString, restrictions, behavior)

C#

public override void Add (
    string connectionString,
    string restrictions,
    KeyRestrictionBehavior behavior
)

C++

public:
virtual void Add (
    String^ connectionString, 
    String^ restrictions, 
    KeyRestrictionBehavior behavior
) override

J#

public void Add (
    String connectionString, 
    String restrictions, 
    KeyRestrictionBehavior behavior
)

JScript

public override function Add (
    connectionString : String, 
    restrictions : String, 
    behavior : KeyRestrictionBehavior
)

パラメータ

connectionString

接続文字列。

restrictions

キーの制限。

behavior

KeyRestrictionBehavior 列挙値の 1 つ。

解説

このメソッドは、特定のアクセス許可オブジェクトで許可される接続文字列を構成するために使用します。たとえば、特定の接続文字列だけを許可してそれ以外は許可しない場合は、次のコード片を使用します。

permission.Add("server=MyServer; database=MyDatabase; Integrated Security=true", "", KeyRestrictionBehavior.AllowOnly)

次の例では、任意のデータベースを使用する接続文字列が許可されます。ただし、データベースは MyServer という名前のサーバー上にある必要があります。ユーザー名とパスワードの任意の組み合わせを使用できますが、その他の接続文字列キーワードは許可されません。

permission.Add("server=MyServer;", "database=; user id=; password=;", KeyRestrictionBehavior.AllowOnly)

次の例では、上の例と同じシナリオを使用していますが、フェールオーバー パートナーを許可して、ミラーリング用に構成されたサーバーに接続するときに使用できるようにしています。

permission.Add("server=MyServer; failover partner=MyMirrorServer", "database=; user id=; password=;”, KeyRestrictionBehavior.AllowOnly)

メモ
ADO.NET のコード アクセス セキュリティ許可を使用する場合の正しいパターンは、最も制限が多いケース (まったく許可しない) を開始点とし、コードで実行する必要がある特定のタスクに必要な特定のアクセス許可を順次追加するようにします。その逆の、すべてのアクセス許可を与えた状態から始めて順次特定のアクセス許可を拒否するパターンは安全ではありません。なぜなら、同じ接続文字列を表す方法はたくさんあるからです。たとえば、すべてのアクセス許可を与えた状態から始めた後で接続文字列 "server=someserver" の使用を拒否しても、文字列 "server=someserver.mycompany.com" は許可されます。アクセス許可をまったく与えない状態から開始することで、アクセス許可セットにセキュリティ ホールが発生する可能性を減らすことができます。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1

参照

関連項目
SqlClientPermission クラス
SqlClientPermission メンバ
System.Data.SqlClient 名前空間
その他の技術情報
コード アクセス セキュリティと ADO.NET