管理の幅
別名:管理幅、管理の幅、コントロールの幅、スパンオブコントロール、管理限界
英語:span of control
マネジメントにおける、一人の上長が直接に管理し得る部下の人員数および事業領域の範囲を指す概念。上司が何人の部下をちきんと管理できるかということ。常に管理の幅に合った最適な構成を取ることが理想とされる。
管理の幅の概念は、組織の体制や構成員の能力などによって異なる。実情に合った管理の幅を見定め、幅の限界を超えないように組織を組み立てることが、効率的なマネジメントの実現においては肝要となる。また、オペレーションの改善や構成員の能力向上、最良・権限の一部委譲といった取り組みによっても管理の幅は左右される。
管理の幅は「管理限界」と訳されることもあるが、「管理限界」の語は製品の品質管理の分野でもしばしば用いられる。品質管理の分野における「管理限界」(control limit)は、品質のばらつきなどを示す管理図において、一定の品質を保つために許容されない値の上限・下限を意味する。
スパン・オブ・コントロール
スパン・オブ・コントロールとは経営学用語の一つ。企業内でマネージャーとなっている者が直接に管理している部下の人数や業務の領域のことを言う。これの大きさは様々な事柄を要因として変化し、たとえば自身や自身の下に居る部下に課されている業務や教育レベルなどといった事柄の程度から、どれだけ多くの人間を指揮できるようになるかが決まってくるということである。部署の種別などから部下に課されるという業務がマニュアル的、画一的になるならばこのことから部下全員に同じ指導を行っていくということから管理できる人数が多くなるわけである。他には部下への権限を増やしたり、目標設定により自主的に行動ができるようになるなど自由度が高まることからも管理ができる範囲を広げることができる。
外部リンク
「Span of Control」の例文・使い方・用例・文例
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