Short Magazine Lee-Enfield Mk III
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「リー・エンフィールド」の記事における「Short Magazine Lee-Enfield Mk III」の解説
数多くあるリー・エンフィールドの中で最も有名であると思われるのが、このSMLE Mk IIIである。1907年1月26日にイギリス陸軍に採用された。 このバージョンには、簡略化されたU字型の照門と改良された装填・排莢機構が組み込まれ、更にハンドガードと弾倉のデザインにも改良が加えられた。空気力学的に優れている新採用の"Mk VII高速弾"に適するように薬室にも改良が加えられた。
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Short Magazine Lee-Enfield Mk III*
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「リー・エンフィールド」の記事における「Short Magazine Lee-Enfield Mk III*」の解説
第一次世界大戦中、SMLE Mk IIIは生産に手間がかかり過ぎることが判明した。1915年の後半になり需要が供給量を追い越してしまったので、そこで簡易型のSMLE Mk III*がイギリス軍に採用された。 最も顕著な変更箇所は、弾倉から薬室への装弾を止めて単発銃として射撃できるようにする"マガジン・カットオフ"と呼ばれる機構と、銃の左側面にあった長距離の目標にあわせるための照準器機を省略した点である。風の影響を考慮して照門を調整する機能も同様に省略された。"マガジン・カットオフ"機能は第一次大戦終結後、省略されなくなったが、1942年までには全く必要の無いものとなってしまった。 オーストラリアとインドでは紛争時の標準的な小銃として保持、生産されていたが、容易に生産が可能な設計であるからである。オーストラリアでは朝鮮戦争でも使用され、1950年代後半になりL1A1にその座を受け渡すまで制式採用小銃の座にとどまり続けた。特に、北アフリカやアジアにあるコモンウェルスの国々では第二次世界大戦以降においても採用され続けることになる。 アイルランドでは1922年建国と同時にSMLE Mk III*を制式小銃として採用した。既にアイルランド独立戦争においてIRA で広く使われていた。アイルランド内戦では条約支持派と反条約派の両サイドで用いられ、その後IRA によって1950から70年代にかけて使われたのである。
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