SUPER GTとの規定統一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 05:12 UTC 版)
「ドイツツーリングカー選手権」の記事における「SUPER GTとの規定統一」の解説
日本のSUPER GTを主催するGTアソシエイション(GTA)と技術規定の統一に向けた話し合いを行い、2012年10月16日に2014年からSUPER GT・GT500クラスの技術規定を2012年のDTMの車両規定と基本的に同一の物にすることで契約を締結したことが発表された。これにより共通のモノコックやパーツを使用することでコストダウンが図れるようになるほか、両シリーズへの日本・ドイツの各メーカーの参戦が可能となり、将来的には両シリーズの交流戦も可能となる。当面エンジン(DTMは4LのV8NAなのに対し、2014年以降のSUPER GTは2L直4ターボ)、タイヤ(DTMはワンメイクだがSUPER GTはマルチメイク)など、一部規定が異なる部分も残されるが、2017年に規定を「クラス1」の名で完全統合する予定とした。 2019年シーズンよりDTMもエンジンをSUPER GTと同一の2L直4ターボとすることを正式に発表し、2017年10月13日・14日のDTMドイツツーリングカー選手権最終戦ホッケンハイムではGT500車両が、同年11月11日・12日のSUPER GT最終戦もてぎではDTM車両がデモ走行を行った。 2019年10月6日、公式戦でもあるDTM最終戦ホッケンハイムリンクに、GT500の3メーカーのテスト車両がDTMのレースへの参戦を果たした。 同年の11月23日・24日に富士スピードウェイで、GT500車両15台とDTM車両7台の計22台によって交流戦が行われた。こちらはあくまでもジョイントイベントなのでDTM及び、SUPER GTのランキング争いには関係ない。 しかし2019年〜2020年にかけてDTMのマニュファクチャラー離脱が相次ぎGT3規定へと移行したため、クラス1規定の知的財産権はSUPER GTへ譲渡される見込みである。このため統一戦は、2019年のみに留まっている。
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