RobloxStudio
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/04 04:55 UTC 版)
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ジャンル | ゲームエンジン |
---|---|
対応機種 |
Microsoft Windows7,8,10 Mac OS X 10.11 |
開発元 | Roblox Corporation |
必要環境 |
CPU:1.6Ghz以上のクロック GPU:DirectX以上の機能レベル RAM:1GB以上 ROM:20MB以上の空き容量 |
対応言語 |
英語 スペイン語 ブラジル、ポルトガル語 フランス語 ドイツ語 イタリア語 韓国語 日本語 ロシア語 簡体字中国語 繁体字中国語 |
RobloxStudio(ロブロックススタジオ)は、Roblox内のゲームを制作するために、Roblox Corporationが独自に開発した物理エンジンを備えたゲームエンジン。
プログラミング言語であるLuaを使用して、誰でもRoblox上にいろいろなジャンルのメタバースプラットフォームを作成することができる。
RobloxStudioによるゲーム開発
RobloxStudioではユーザーが自らゲームを開発することができ、開発したゲームは全世界に向けて公開することもできる。
また、Robuxを利用したゲームパスを作成することで、プレイヤーに課金させることも可能である。
RobloxStudioは比較的扱いやすいゲームエンジンで、ブロックを置いていくだけで、簡単なアスレチックを作ることもできる。
Luaによる本格的なプログラム制作
RobloxStudioでは、Luaを利用して本格的なゲームを作ることも可能である。例えば、ブロックに触れた際にプレイヤーが死ぬような仕組みにしたり、ブロックが自分で動くような仕組みにもできる。
スクリプトを使用することで、かなり凝ったゲームを制作することもできる。ここでは例としてプレイヤーが触れたときに死ぬブロックのスクリプトをあげる。
function onTouched(part)
local h = part.Parent:findFirstChild("Humanoid")
if h~=nil then
h.Health = h.Health-100
end
end
script.Parent.Touched:connect(onTouched)
このスクリプトでは、onTouched
が定義されており、スクリプトの親に触れたHumanoid
(プレイヤー)のHealth
(体力)を100引くということを行っている。プレイヤーに与えられているHealth
は100なので、体力が0になってしまい死ぬ、という仕組みになっている。
プレイヤーが使用できるアイテムの制作
RobloxStudioでは、プレイヤーが使用できるアイテムの制作をLuaで行うことができる。また、このアイテムに課金要素を付けることもできる。
アイテムでは、Health
を回復したり、スピードやジャンプ力を上げるといった動作も可能である。
ゲーム内容によっては、アイテムがメインになる場合もあるので、重要なポイントともいえる。
作ったアイテムは、StaterPackなどに格納しておくことで、プレイヤーがスポーンしたときにインベントリに入る。
3Dオブジェクトのインポート
RobloxStudioでは、Wavefront(.obj)と、FBX(.fbx)ファイルのインポートに対応している。
Blender等の3Dモデリングツールで制作したモデルを読み込むことができるため、RobloxStudioのみでは作れなかったゲームなども制作することができる。実際に、同時接続数が10kを超えるゲームはほとんど他の3Dモデリングツールも利用して制作されている。
しかし、RobloxStudioではポリゴン数が10000を超えるような3Dモデルは、インポートすることができないため、注意が必要である。
地形の作成
RobloxStudioは、現実に近い地形を生成する機能がついている。海や池といった水も生成することができるため、ワールド生成に困る際には、利用すると便利である。 また、生成された地形をもとに自分好みに編集することができる。
洞窟の有無や、地形のバイオームについても細かく設定をすることができる。
また、地形にはシード値というものもあり、シード値を変更することで地形もシード値ごとに変化する。
逆に、シード値とバイオームが一致していれば、ほかの端末でも同じ地形を生成することができる。
RobloxStudioとChatGPT
RobloxStudioには事前にプレイヤーのプログラムは組まれてあるので、プレイヤーのコードを書く必要がない。
そのためRobloxStudioはChatGPTとの相性が良く、プログラミング初心者でもレースゲームのようなものが作れてしまう
ChatGPTの登場により、特にRobloxStudioでの初めてのゲーム制作は敷居が下がったといえるだろう。
若者からの搾取
Robloxは若者からの搾取で成り立っていると問題視されている。 換金してしまうとクリエイターのもらえる収益は減ってしまう。
ゲームクリエイターのほとんどが18歳未満なことを考えると、若者からの搾取ともいえるだろう。
脚注
出典
関連項目
外部リンク
Roblox Studio(ロブロックス スタジオ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 08:30 UTC 版)
「Roblox」の記事における「Roblox Studio(ロブロックス スタジオ)」の解説
Robloxを使用すると、プレーヤーは独自のエンジンであるRoblox Studioを使用して独自のゲームを作成し、他のユーザーがプレイすることができる。ゲームは、プログラミング言語Luaを利用してゲームの環境を操作するオブジェクト指向プログラミングシステムの下でコーディングされている。ユーザーは、「ゲームパス」と呼ばれる1回限りの購入または「開発者製品」または「製品」と呼ばれる複数回、共にRobuxというRobloxの仮想通貨を使って購入できるマイクロトランザクションを通じて、購入可能なコンテンツを作成できる。購入による収益の一部は、開発者とRoblox運営の間で分割される。ただし、Roblox運営がそのように収益を分割する目的が、デバッグ等のためなのか、Robux購入の収益のためなのかは不明である。Roblox Studioを使用して作成されたゲームの大部分は子供によって開発されており、年間合計2,000万のゲームがRoblox Studioを使用して作成されている。また、このRoblox Studio上ではLuaという元々C言語に埋め込んで使用することを前提に作られたプログラミング言語でプログラミングを行う。しかし、Roblox Studio上では一部オリジナルの命令が提供されている。
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