Prt SCとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > コンピュータ > IT用語辞典 > Prt SCの意味・解説 

プリントスクリーン

(Prt SC から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/18 04:02 UTC 版)

プリントスクリーン(PrtSc、英:Print screen)は、コンピュータ用のキーボードのキーの一つで、スクリーンショットを撮るために、表示されている画面イメージをクリップボードなどにコピーする用途に使用される。

概要

プリントスクリーンは現在では多数のキーボードに搭載されている。「プリントスクリーン」(Print screen)の略称や呼称は、「Prt Scr」、「Print Scrn」、「Prt Scn」、「Prt Sc」、「Prnt Scrn」、「プリスク」、「画面印刷」など多数がある。

通常はAltキーとの同時押しでシステムリクエストキーを兼ねているが、こちらは元々はメインフレーム由来であり、Microsoft Windows ではカレントウィンドウのスクリーンショットを撮るために使われている。こちらは、「SysRq」などと省略されることがある。

歴史

当初はコマンドラインベースのオペレーティングシステムなどで、現在表示されている画面イメージを、メモリーバッファから標準プリンター(通常はLPT1)にコピーする用途に使用された。つまり、プリントスクリーンキーを押すと、現在の画面(スクリーン)表示を印刷(プリント)できた。

その後登場したGUIを使用したオペレーティングシステムでは、現在の画面イメージのビットマップを、クリップボードまたは類似の記憶エリアにコピーする用途に変更され、クリップボードなどにコピーしたビットマップを文書などにスクリーンショットとして挿入(貼り付け)することができるようになった。

使用法

Microsoft Windows

Microsoft Windowsでは、プリントスクリーンを押すと画面全体が、Altキーを併用する( Alt+ PrtSc)と現在選択されている(フォーカスされた)ウィンドウだけが、キャプチャされる。キャプチャされたイメージはワープロソフトメールソフトグラフィックソフトウェアなどに貼り付けすることができる。ただしノートパソコンの場合は機種により Fn+ PrtSc Shift+ PrtScCtrl+ PrtSc などの場合もある [1]

macOS

macOSでは Command- Shift-3 のキー操作で、イメージをファイルやディスクに保存できる。画面の選択した範囲だけをキャプチャしたい場合は、 Command- Shift-4 のキー操作で、クロスヘアーカーソルが現れ、希望する場所へドラッグできる。これらのキー操作でファイルをユーザーのデスクトップに保管でき、更にコントロールキーを押せば動作を変更できる。  

iOS

iPhoneなどのiOSでは、iPhone X以前はスリープボタンを押しながらホームボタンを、iPhone X以降はスリープボタンを押しながら音量を上げるボタンを押すとスクリーンショットが撮れる。撮った写真は一時的にプレビューが左下に小さく表示され、写真アプリの中に保存される。

GNOME と KDE

Linuxなどで使われているデスクトップ環境GNOMEKDEでは、プリントスクリーンはデフォルトではWindowsとほぼ同じ動作をする。ただしポップアップウィンドウが追加で起動し、コピーしたスクリーンショットをファイル(デフォルトではPNGフォーマット)で保存するか尋ねてくる。

RISC OS

RISC OSではプリントスクリーンを押すと、Windowsで Ctrl+P を押した場合や、Macで Command+P を押した場合のように、ダイアログボックスが現れる。

参照

  1. ^ セットアップのビデオの問題で Shift + PrintScreen キーを使用します。

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Prt SC」の関連用語

Prt SCのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Prt SCのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2025 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【Print Screen】の記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのプリントスクリーン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS