ProfileAutoSaveEventHandler デリゲート

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

ProfileAutoSaveEventHandler デリゲート

メモ : このデリゲートは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

ProfileModule の ProfileAutoSaving イベントを処理するメソッドを表します。

名前空間: System.Web.Profile
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Delegate Sub ProfileAutoSaveEventHandler
 ( _
    sender As Object, _
    e As ProfileAutoSaveEventArgs _
)

Visual Basic (使用法)

Dim instance As New ProfileAutoSaveEventHandler(AddressOf
 HandlerMethod)

C#

public delegate void ProfileAutoSaveEventHandler
 (
    Object sender,
    ProfileAutoSaveEventArgs e
)

C++

public delegate void ProfileAutoSaveEventHandler
 (
    Object^ sender, 
    ProfileAutoSaveEventArgs^ e
)

J#

/** @delegate */
public delegate void ProfileAutoSaveEventHandler
 (
    Object sender, 
    ProfileAutoSaveEventArgs e
)

JScript

JScript では、デリゲートは使用できますが、新規に宣言することはできません。

パラメータ

sender

ProfileAutoSaving イベントの発生元の ProfileModule。

e

イベント データを格納している ProfileAutoSaveEventArgs。

解説

ProfileAutoSaveEventHandler デリゲートは、ProfileModule クラスの ProfileAutoSaving イベントに対して定義されています。ASP.NET アプリケーションの Global.asax ファイルの ProfileModule クラスの ProfileAutoSaving イベントには、このトピックの例に示されている方法によってアクセスできます。AutomaticSaveEnabled プロパティが true である場合、ページの実行の終了時に ProfileAutoSaving イベントが発生します。

Save メソッドは、プリミティブ型、文字列、または DateTime オブジェクトで構成されたプロパティ値が変更されたかどうかを、ユーザー プロファイル内の各 SettingsPropertyValue の IsDirty プロパティ値をチェックすることで、自動的に判断します。ただし、Save メソッドは、カスタム クラスが変更されたかどうかを明示的に判断することはできません。ProfileAutoSaving イベントを処理することで、カスタム オブジェクトが変更されたかどうかを判断できます。変更されたオブジェクトに対しては自動保存を続行し、オブジェクトが変更されていない場合は自動保存をキャンセルできます。

プロファイルの自動保存処理をキャンセルするには、ProfileAutoSaving イベント内の ContinueWithProfileAutoSave プロパティを false に設定します。キャンセルしない場合は ContinueWithProfileAutoSave プロパティを true に設定します。

ProfileAutoSaving イベントに対して複数のサブスクライバが存在する場合があります。ProfileModule は、 ContinueWithProfileAutoSave プロパティが設定されている最後の値を使用します。結果として、以前のサブスクライバによって設定された値を上書きする必要が生じる場合があるため、自動保存をキャンセルするか続行するかにかかわらず、ProfileAutoSaving イベント内の ContinueWithProfileAutoSave プロパティを明示的に設定することをお勧めします。

使用例

ASP.NET アプリケーションの Global.asax ファイルに含まれる ProfileAutoSaving イベントを次のコード例に示します。

Visual Basic

Public Sub Profile_ProfileAutoSaving(sender
 As Object, args As ProfileAutoSaveEventArgs)
  If Profile.Cart.HasChanged Then
    args.ContinueWithProfileAutoSave = True
  Else
    args.ContinueWithProfileAutoSave = False
  End If
End Sub

C#

public void Profile_ProfileAutoSaving(object
 sender, ProfileAutoSaveEventArgs args)
{
  if (Profile.Cart.HasChanged)
    args.ContinueWithProfileAutoSave = true;
  else
    args.ContinueWithProfileAutoSave = false;
}

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
System.Web.Profile 名前空間
その他の技術情報
ASP.NET プロファイル プロパティ