Paul_Ankaとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Paul_Ankaの意味・解説 

ポール・アンカ

(Paul_Anka から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 05:54 UTC 版)

ポール・アンカ
Paul Anka
1961年
基本情報
出生名 Paul Albert Anka
生誕 (1941-07-30) 1941年7月30日(82歳)
出身地 カナダオンタリオ州オタワ
ジャンル ポップ・ミュージックポップ・ロック
職業 歌手、シンガーソングライター
担当楽器 ボーカル、ピアノ
活動期間 1955年 -

ポール・アンカ英語: Paul Anka, 1941年7月30日 - )は、カナダ出身の歌手、シンガーソングライターである。「ダイアナ」などのヒットで知られている。

来歴

アンカの父親はシリアのダマスカスからカナダへ移住、母親はレバノン正教徒移民で、彼は二人の間にカナダオタワで生まれた[1][2]。しかし彼の母親は、彼が18歳の時に亡くなってしまった[3]。1990年にアメリカ市民権を得ている。日本では、ニール・セダカ[4]デル・シャノン[5]と共に、ポップスの人気歌手となり、時にはロックンローラーと誤解されることもあった。

アンカは、1957年に自分の弟のベビーシッターへの片思いを綴った自作曲「ダイアナ」でデビューした。この曲はいきなり、Billboard Hot 100の第1位を獲得した。その後、「君は我が運命」、「ロンリー・ボーイ英語版」などのヒットを飛ばす。

1960年代半ばからはヒット曲に恵まれず低迷するが、70年代にはトム・ジョーンズに「シーズ・ア・レイディ」を提供した。また1968年にフランク・シナトラにスタンダード「マイ・ウェイ」を提供する。これは、アンカがクロード・フランソワの楽曲"Comme d'habitude"(いつものように)の歌詞を全く新たな英詞で書き直し、自身もカバーしたものである。また、自身も1974年にオディア・コーツとのデュエット曲である「二人のきずな英語版」を、Billboardの第1位にチャートインさせ、カム・バックした。

2005年、ハードロックグランジソウルなどの曲をジャズのアレンジでカヴァーしたCD『ロック・スウィングス』を発表した。ラスベガスでのショーの回数も多い。

アンカにはAmelia、Anthea、Alicia、Amanda、Alexandra の5人の娘がいる。娘達のイニシャルはすべてA.A.で揃っている。

2002年に日本のテレビドラマ『ゴールデンボウル』(日本テレビ系列)の主題歌に「君は我が運命」が起用され、劇中でもアンカの楽曲が何曲も使用された。

1983年に楽曲を共同制作していたが、『スリラー』の大ヒットでマイケルが多忙になりレコーディングは中止になった。その時に制作されていたのがマイケルの遺作で、ポール・アンカとマイケルの共作となる「THIS IS IT」である。アルバム『エスケイプ』に収録される「ラヴ・ネヴァー・フェルト・ソー・グッド」も同時期に制作されていた。

ディスコグラフィ

シングル

  • ダイアナ1957年
  • お嬢さんお手やわらかに It's Really Love1958年)。映画『お嬢さんお手やわらかに』挿入歌。
  • 君はわが運命 You Are My Destiny(1958年)
  • クレイジー・ラブ(1958年)
  • あなたの肩に頬うめて英語版1959年
  • ロンリー・ボーイ Lonely Boy(1959年)
  • イッツ・タイム・トゥ・クライ(1959年)
  • パピー・ラブ Puppy Love(1960年)
  • 恋の汽車ポッポ Train of Love(1960年)
  • マイ・ホーム・タウン My Home Town(1960年)
  • 電話でキッス Kissin' On The Phone(1961年)
  • ボサ・ノヴァでキッス Eso Beso(1962年)
  • 太陽の中の恋 Ogni Volta(1964年)
  • ハヴィング・マイ・ベイビー(1974年)
  • ワン・マン・ウーマン(1975年)
  • アイ・ドント・ライク・スリープ・アローン(1975年)
  • タイムズ・オブ・ユア・ライフ(1976年):ロジャー・ニコルズ作曲の名曲。最後のヒット。
  • スーパー・ナウ Everything Is Super Now(1977年)

アルバム

楽曲提供

日本公演

6月20日,21日 日本武道館、23日 名古屋市公会堂、27日,28日 フェスティバルホール、29日 福岡市九電記念体育館、30日 北海道厚生年金会館、7月1日 NHKホール
6月30日 アクロス福岡シンフォニーホール、7月2日 フェスティバルホール、3日 広島郵便貯金会館、4日 香川県民ホール、6日 静岡市民文化会館、7日 愛知県芸術劇場、8日 長野県松本文化会館、10日 仙台サンプラザホール、11日,12日,13日 Bunkamuraオーチャードホール

脚注

  1. ^ Paul Anka, Kids' wonder singer 8 February 2024閲覧
  2. ^ Anka to honor his roots with concert in Lebanon Deseret News 8 February 2024閲覧
  3. ^ Paul Anka reflects on six decades of pop music success 8 February 2024閲覧
  4. ^ 「恋の片道切符」「おおキャロル」「雨に微笑みを」などのヒットで知られる歌手
  5. ^ 「悲しき街角」がヒットした。ピーター&ゴードン「アイ・ゴー・トゥ・ピーセズ」の作曲者でもある。最後は自殺してしまった
  6. ^ 日本放送協会. “フリーダム・フォー・ザ・ワールド ~自由を世界に~”. NHK みんなのうた. 2024年3月22日閲覧。

関連項目

外部リンク


「Paul Anka」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Paul_Anka」の関連用語

Paul_Ankaのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Paul_Ankaのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのポール・アンカ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS