Pair クラス

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

Pair クラス

2 つの関連するオブジェクトを格納するために使用する基本ユーティリティ クラスを提供します。

名前空間: System.Web.UI
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

<SerializableAttribute> _
Public NotInheritable Class
 Pair

Visual Basic (使用法)

Dim instance As Pair

C#

[SerializableAttribute] 
public sealed class Pair

C++

[SerializableAttribute] 
public ref class Pair sealed

J#

/** @attribute SerializableAttribute() */ 
public final class Pair

JScript

SerializableAttribute 
public final class Pair

解説

Pair クラスは、2 つの関連するオブジェクトを格納する際に基本的な構造体として使用されます。ページの状態管理タスクや構成セクション ハンドラなど、ASP.NET でさまざまな方法で使用されるユーティリティ クラスです。Pair クラスは、2 つの関連するオブジェクトを含む構造が必要でデータの隠ぺいが必須でない独自のコードで使用できます。Pair クラスは、このクラスのオブジェクト参照である、プロパティ内の First および Second をカプセル化しません。つまり、このクラスでは、これらのオブジェクト参照はパブリック クラス フィールドとして、呼び出し元のすべてのコードに対し直接公開されます。

Pair クラスは、ページの状態永続化を実装する際にさまざまな方法で使用できます。ViewState コレクションと ControlState コレクションの両方を格納するコンテナとして最もよく使用されています。この場合、First プロパティは ViewState に使用され、Second プロパティは ControlState に使用されます。

.NET Framework のセキュリティ

• AspNetHostingPermission  (ホスト環境での動作に必要なアクセス許可)要求値 : LinkDemand; アクセス許可値 : Minimal。

継承階層

System.Object
  System.Web.UI.Pair

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
Pair メンバ
System.Web.UI 名前空間
Triplet