NHKにおける深夜番組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 17:55 UTC 版)
NHKは総合・教育共に基本的には深夜放送と無縁だった時代が長かった。1970年代前半までは24時までだったが、オイルショックの影響でその後1974年に23時終了に短縮。その後は総合テレビは23:15(週末だけ24:00)に放送終了、放送開始は6:00という時代が続いた。教育テレビはその後24時までの放送をすぐに再開している。総合テレビの24時までの放送延長は1984年4月まで待たねばならなかった。 例外は、台風などの接近が予想される場合や、海外でオリンピックなどのスポーツ中継がある場合、『ゆく年くる年』に代表される年越し番組が放送される場合(12月31日深夜〜1月1日未明)などである。その他、1978年に未明にサッカーワールドカップ(アルゼンチン大会)を放送した事例もある。 NHK総合テレビが深夜枠を重視する様になるその先駆けとなった番組は、1985年放送の『スタジオL』である。その後、衛星放送の開始などもあり、民放には遅れたが1990年代半ばから深夜枠の大幅拡大、さらには終夜放送に至った。NHKの場合は、公共放送としての性格上、深夜時間帯に突発的な災害や大事件などが発生した場合への迅速な対応も兼ねて終夜放送を行っている(ラジオの深夜番組である『ラジオ深夜便』もこれと同様の体制を取っている)。
※この「NHKにおける深夜番組」の解説は、「深夜番組」の解説の一部です。
「NHKにおける深夜番組」を含む「深夜番組」の記事については、「深夜番組」の概要を参照ください。
- NHKにおける深夜番組のページへのリンク