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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/01 09:19 UTC 版)
翌2003年より、ベイリスはエドワーズと共にロードレース世界選手権MotoGPクラスに戦いの場を移し、最初の年はドゥカティ・マルボロチームから参戦したベイリスの方がより成功を収めた。この年から参戦を開始したドゥカティ・デスモセディチの戦闘力は高く、3戦で3位表彰台を獲得し、シリーズランキング6位を記録した。フィリップアイランド、ブルノ、ウェルコムでは短い間ながらトップ走行も経験した。ルーキー・オブ・ザ・イヤーの座をニッキー・ヘイデンと争ったが、惜しくも2ポイント差で敗れることになった。チームメイトのロリス・カピロッシは第6戦カタルニアでチームに初勝利もたらし,シリーズ4位に入った。 しかし翌2004年にはベイリスは苦戦し、シリーズランキング14位に沈んでしまった。カピロッシもシリーズ9位に終わる。この年のマシンはストレートスピードは驚異的に速いもののハンドリングに問題を抱え、ベイリスはコースアウト・クラッシュを繰り返すこととなってしまった。このシーズンをもって、ベイリスはSBK時代から通算5年間在籍したドゥカティ・ワークスを一旦去ることになった。 2005年シーズンはシト・ポンス率いるキャメル・ホンダチームに移籍を果たした。開幕前のテストでは2004年仕様のマシンで良好なタイムをマークし、第2戦エストリルではチームメイトのアレックス・バロスが勝利を収めたが、表彰台の獲得も叶わず、さらには腕の骨折によってシーズン終盤6戦を欠場。シリーズランキングは15位に沈み、この年をもってベイリスはGPを一旦去ることになった。
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