MR. BIG結成~解散
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「エリック・マーティン」の記事における「MR. BIG結成~解散」の解説
1986年頃、『ERIC MARTIN』収録の「Secrets In The Dark」と「Just One Night」に参加してもらった縁もあったギタリスト、スティーヴ・ルカサーを擁するTOTOのリハーサルに参加し、正式加入を希望したが、ジェフ・ポーカロの「まだ精神的に若すぎる」という反対により実現しなかった。ソロ活動にも行き詰まり、「こんなことを冗談で言うのはきつ過ぎるかもしれないけど、ゴールデン・ゲート・ブリッジから身を投げようと思ったことだって、なかったわけじゃない」というほどの失意の日々を送る中、早弾きギタリストの発掘で知られる「Shrapnel」のマイク・ヴァーニーを通じて、ビリー・シーンと出会い、ポール・ギルバート、パット・トーピーと共にMR. BIGを結成。アトランティックと契約し、1989年にアルバム『MR. BIG』でデビュー。ブラック・フィーリング溢れる歌声はハード・ロック、ヘヴィ・メタル界で高く評価され、ユニセックスなキャラクターと共にとりわけ日本でアイドル的人気を獲得した。 MR. BIG結成後も断続的にソロ活動を行っており、LYNYRD SKYNYRDやサミー・ヘイガー、パンドラ (歌手)のアルバム、アメリカの特撮映画「パワーレンジャー・映画版」のサントラ、RUSHのトリビュート・アルバムなどに参加。EUROPE、SINNER、NOKKOへの楽曲提供、Jun Senoueが手がけたセガのゲームソフトのサントラに参加など、多岐に渡る。かなりのゲーマーで、セガの「THE AMAZING SPIDERMAN」と「DAYTONA USA CIRCUIT EDITION」のサントラに参加している。1997年、女性ロックボーカリスト・須藤あきらのアルバム『UNITED STATE OF MIND』をプロデュース、デュエットシングル「The Face Of Love」も、国内で発売。1997年、アメリカのテレビドラマ『MAD ABOUT YOU』のサントラで、「I Love The Way You Love Me」を歌い、PVを制作。前妻のステイシーと仲良く街を歩くという内容だった。 MR. BIGが活動休止していた1998年には、11年ぶりのソロ名義アルバム『SOMEWHERE IN THE MIDDLE』を発表。同年秋に、かつてERIC MARTIN BANDで共に活動していたドラマー、トロイ・ルケッタ(現TESLA)を含むバンドを率いて初の単独来日公演を行った。また日本テレビ『THE 夜もヒッパレ!』に出演し、GLAYの「誘惑」をほぼ完璧な日本語で歌った。 活動休止やメンバー交代などの紆余曲折を経て、2002年2月にMR. BIGが解散。同時に、415時代からエリックのマネージャーを務めていたサンディ・アインシュタインと決別している。
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