MNSs式血液型とは? わかりやすく解説

MNSs式血液型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 04:56 UTC 版)

血液型」の記事における「MNSs式血液型」の解説

MN式は1927年ランドシュタイナーレヴィンによってウサギ免疫して得られ血清より抗体発見され、抗M、抗Nとの反応表現型M・MN・Nの3通り分けられ、この血液型遺伝するが、ABO遺伝子異なりM遺伝子とN遺伝子優劣はなく、両方ある場合MN型となる。一方Ss型は1947年にワルシュとモントゴメリーらによって大文字S抗体1951年レヴィンにより小文字s抗体新生児溶血性疾患の子供を持つ女性頻繁に輸血受けて副作用起こした患者血清中に発見された、表現型S・Ss・sの3通り分けられる白人190人で調べたところS因子はM因子明確な相関性があり、S陽性比率M型は73.4%なのに対しMN型は54.1%、N型は32.3%となる。 後に本来は別々の血液型だが遺伝子の位置染色体上で近く見かけ一緒に遺伝することが分かったため、現在は一緒に扱うようになっているABO式異なりMN式の抗体体温反応しにくいため輸血時に問題起こしにくいが、まれに抗M抗体不適合妊娠輸血時に問題起こす場合があることと、一緒に持っているSs抗体は元々新生児溶血性疾患の子供を持つ女性頻繁に輸血受けて副作用起こした患者血清中に発見されたことからも分かるように、自然抗体ではないが問題起こす

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