Let's Go JUNGLE!とは? わかりやすく解説

Let's Go JUNGLE!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/24 15:21 UTC 版)

Let's Go JUNGLE!
ジャンル ガンシューティングゲーム
対応機種 アーケード
開発元 セガ
発売元 セガ(後のセガ・インタラクティブ
人数 1~2人(協力)
発売日 2006年12月
システム基板 LINDBERGH
テンプレートを表示

Let's Go JUNGLE!』(レッツゴージャングル)は2006年に稼働を開始したセガ(後のセガ・インタラクティブ)のガンシューティングゲームである。

概要

東南アジアに浮かぶ架空の島、アモイ諸島の未開のジャングルにて異常化した巨大生物をマシンガンで倒し進んでいくゲーム。筺体は四輪駆動車を模したシアター型シート(『ハウス・オブ・ザ・デッド2』等と同じ。)で5.1チャンネルサラウンド対応。銃は固定式マシンガンを使用する。ゲーム内容がカップルのバカンス中という設定のため、2人プレーではプレイヤー同士の相性が診断される。

海外向けの設定のため難易度は非常に高く、敵が絶え間なく大量に襲ってくるほか、最終面では1人プレーでは手に負えないほどの難易度となっているため早々とプレー料金の値下げを行った店舗も多い(『RAMBO』と同様の現象)。

一部、化学物質が生物に与える影響を皮肉った内容となっている。

2011年7月にはシリーズ2作目となる『Let's GO ISLAND 3D』(レッツゴー アイランド スリーディー)が稼働開始された。本作はアーケードゲームで初めての「裸眼3D」(専用メガネ無しで3D立体視が体験できる技術)に対応している他、キャラクターボイスが日本語になったことや救済手段として回復アイテム、小瓶などの追加要素も搭載された。

Let's GO ISLAND

システム

武器はマシンガンを使用。弾数は無制限。ただし、ステージによってはマシンガンが使えないことがある。
ステージ途中にはイベントがあり(スタートボタン連打、スタートボタンをタイミングよく押す、マシンガンを指示された方向に向けるの3種類)、時間内に成功すると有利な展開に持ち込めるが、失敗するとライフ減少や不利な展開になってしまう。また、2人プレーでは2人とも成功すると有効度が上昇。1人でも失敗すると有効度が減少する。
ライフはゲージ制となっており敵から攻撃されたり、イベントに失敗するとライフが減少。全て失うとゲームオーバー。
ステージをクリアするとスコアによってSからEまでランク付けされる。同時にライフが回復する。(回復量はランクによって決定。高ランクほど高回復)
2人プレーの場合
2人プレーの場合は同時に友好度が測定される。相手に向かってきた敵を一緒に撃ち落としたり、イベントに2人とも成功すると上昇。イベントに失敗すると減少する。
また2人プレーの場合救出イベントが発生する。捕らわれたほうは攻撃はできないがボタンを連打することにより攻撃サイトを大きくすることが出来る。時間が経ってしまうとダメージを負う上友好度が減少する。
ゲーム終了時にプレイヤーの友好度が決定する。

キャラクター

ベン
バックパッカーであり1P側のプレイヤー。優柔不断で気が弱い。そのため彼女のノラに押され気味。倦怠期を解消すべく格安ジャングルツアーに行くがそこで巨大生物との戦いに巻き込まれていく。
ノラ
2P側のプレイヤー。イギリス生まれの勝気な性格で優柔不断なベンを尻に敷いている。ベンと共に格安ジャングルツアーに行くがそこで巨大生物との戦いに巻き込まれていく。
ガイド
第1ステージにて登場。巨大クモに対し2人に銃を渡し戦わせる[1]。ステージ途中で2人のガイドがクモに襲われてしまい、ジープを運転していた運転士は、謝ってジープをぶつけた後、ベンとノラを見捨てて逃げてしまう。
カール
第1ステージと第2ステージ洞窟ルートにて登場。孫のトムと共に格安ジャングルツアーに参加したものの、そこで巨大生物に襲われる。第1ステージでは、孫のトムと血液関係のないヤンと共にもう1台登場するジープに乗って登場する。第2ステージでは、トムとヤンの2人と共に洞窟に避難していた。実は過去に舞台となった島で戦ったことのある軍人であり、ガイドを除けば島の地理を一番理解している人物である。[2]
トム
第1ステージと第2ステージ洞窟ルートにて登場。祖父のカールと共に格安ジャングルツアーに参加したものの、そこで巨大生物に襲われる。第1ステージでは、祖父のカールと血液関係のないヤンと共に、もう1台登場するジープに乗って登場する。第2ステージでは、カールとヤンの2人と共に洞窟に避難していた。父と母はリゾートでのんびりしたいためにツアーには不参加。[2]ヤンがベンとノラの銃を奪い、2人が巨大生物に対抗出来なくなった為、ベンにパチンコを渡してくれる。ヘリコプターに乗った時、ヤンがベンとノラから奪った銃をトムが取り返してくれる。
ヤン
第1ステージと第2ステージ洞窟ルートにて登場。格安ジャングルツアー参加したものの、そこで巨大生物に襲われる。第1ステージでは、カールとトム共に、もう1台登場するジープに乗って登場する。第2ステージでは、カールとトムの2人と共に洞窟に避難していた。カール、トムと共に登場するが血縁関係などは無い。ベンとノラの銃を奪い、自分を勝手にリーダーと名乗り、ベンとノラを役立たず呼ばわりする上、救出のヘリコプターが来た際は真っ先に逃走し、皆を見捨てるなどスタッフ公認の最低な人物である。
象使いの少年
第3ステージで登場。象が虫に襲われているところを主人公達に助けてもらう。以後は象に乗り進んでいく。
パイロット
第2ステージ洞窟ルートと第3ステージと最終ステージにて登場。第2ステージ洞窟ルートでは、カールとトムとヤンの3人だけ乗せ、ヘリコプターが定員オーバーになり、ベンとノラを島に残してしまうが、トムがヤンから取り返したベンとノラの銃を2人に渡して去っていく。第3ステージでは、ベンとノラを救出しに再び登場。最終ステージでは、最後のイベントの結果により彼の運命が変わる。

ちなみにスタッフ曰く「子供以外主人公を含め全員役立たず」とのこと[2]

敵生物

アモイ諸島に生息する原生生物となっているが、これらの生物は実際には存在しない。 全ての内容は公式サイトのページを参考に作成。 また、体長は全て通常時の体長である(本編では異常化し非常に大きな個体となっている)。

第1ステージにて登場
コバルトクイーン(グンダングモ)
通常時の体長は300mmのクモ。襲いかかるのはメスである。群れて飛びかかり襲いかかる。ボスは通常のよりもさらに大きい。
エンマアカメヤンマ
体長120mmほどのトンボ。縄張り意識が強く、住処に入ってきたプレイヤーを容赦なく襲う。
川ルートにて登場
カッチュウグモ
体長30~50mmのクモ。湿地に生息。網は張らず獲物にとびかかる。
フォレストデビル
体長30~60mmほどのヒル。するどい歯で血だけでなく皮膚表面まで食いちぎる。体をばねのように動かし高い位置までジャンプすることもできる。
アメンボモドキ
体長40~60mm。水面を自由自在に動くためアメンボだと思われがちだか、れっきとしたクモの仲間。
ショウグンタガメ
体長100~150mm。性格は非常に獰猛で、共食いなどは日常茶飯事。
ミドリコモリガエル
体長100mm。途中で登場する個体はメスであり、オスほど大きくないがそれでも飛行中の小鳥を捕食するほどの跳躍力を持つ。
川ルートのボスとなるのはオスのほうであり、体長はメスの4倍以上(巨大化の影響でさらに大きくなっている)。水かきがないため泳ぐのは不向き。卵を腹の中で育てることからこの名がつけられた。
当初川ルートのボスはワニになる予定だったが、どうせならプレイヤーの意表を突くマヌケなボスにしようということでカエルになった経緯がある[3]
洞窟ルートにて登場
ヒヨケグモ
体長60~80mm。名の通り日光の当たらないところで生活する。あごの力は小動物の骨をも粉砕する。
カイゴビル
体長30~60mm。カイコのような形をしたヒル。肉に食い込むほどの力で吸血する。
ハイエナダンゴムシ
体長15~30mm。通常のダンゴ虫と同様、刺激を与えると体を丸める。
オオシロダンゴムシ
体長30~50mm。個体数が少なく絶滅危惧種。体は岩にぶつかっても大丈夫なほど丈夫。
コダイカマキリ
体長200mm前後。洞窟ルートのボスである。特殊な環境で育ったため古代から姿形が変わっていない。硬い甲殻を持ちヘビなどを捕食する。ちなみに登場時のシーンはブルース・リー主演の映画『死亡遊戯』から。最後の攻撃は同『燃えよドラゴン』からのオマージュである[3]
第3ステージにて登場
コバルトクイーン汚染種
特殊な薬の影響で巨大化したコバルトクイーンがさらに変異し、体がキノコに覆われた個体。凶暴さなども汚染前と比べ格段に上がっている。
第4ステージにて登場
パンジーバタフライ
青、黄、橙などのカラフルな蝶。現地では染料・着色料として用いられている。色が変わっても耐久力・攻撃力は変わらない。また、ボスとなっている蝶もこのパンジーバタフライが異常化したものである。
ガンシューティングには珍しい蝶が敵・ラストボスというのは、スタッフがこれまでの敵が肉食動物であったり害虫であったため。せめて最後ぐらいはカラフルにしようとした結果こうなったとのこと。[3]

ステージ

1stSTAGE ジャングルクルーズ

ジャングルの中をジープで駆け抜けるステージ。序盤は巨大クモとハチ、中盤はトンボが襲いかかり、終盤は巨大コバルトクイーンとのバトル。

2ndSTAGE-A リバークルーズ

川辺と川を下るステージ。途中では銃を無くしオールで応戦する場面がある。

2ndSTAGE-B 洞窟寺院見学

洞窟と古代の寺院を進むステージ。途中では急流下りと前述の通り銃を奪われパチンコで応戦する場面がある。難易度はAより高い。

3rdSTAGE エレファントライド

壊滅状態のゾウ使いの村を象にまたがり進むステージ。ボスも謎の化学物質のせいで凶暴化している。

FINALSTAGE 遊覧飛行

飛行機に乗りながら最後まで襲ってくる蝶の群れを迎え撃つ。最後に行うアクションイベントの成否でエンディングが変わる。

脚注

  1. ^ Let's Go JUNGLE!公式サイト実際にそれに近いことがあったとのこと。 ストーリー→バックナンバー「各ステージについて」より
  2. ^ a b c Let's Go JUNGLE!公式サイト ストーリー→バックナンバー「サブキャラクター」より
  3. ^ a b c Let's Go JUNGLE!公式サイト ストーリー→「ボス達とサヨウナラ」より

外部リンク


「Let's Go JUNGLE!」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Let's Go JUNGLE!」の関連用語

Let's Go JUNGLE!のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Let's Go JUNGLE!のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのLet's Go JUNGLE! (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS