リーザ
リーザとは、モナ・リザのようにとの願いを込めて付けた名前である。初代モデルは1986年12月発売。軽のスペシャリティカーで、ダイハツとしては初の試みだった。法規上、定員は4名だが、前席優先の設計思想をとった。ルーフがAピラーだけで支持していると錯覚させるような処理がユニークだった。ホイールベースは2130mmで、当時のクォーレの2250mmよりも短<、クーペの正統的なつくり方と言えた。シャープなノーズと、一直線に断ち切ったようなテールが、このクルマの性格に合っていた。3ドアハッチバッククーペというスタイルだった。着座位置を後方へ移し、オフセットのない、自然なドライビングポジションとした。3気筒SOHC・547ccの32psエンジンを積んでいた(商用型にはターボ仕様もあった)。
90年8月、新規格に合わせたフルモデルチェンジを行い、乗用型だけとなった。ホイールベースは10mm長くなり、前後バンパーも大型化した。全幅1395mmは変わらない。659ccエンジンは自然吸気の12バルブ・50psで、ミッションは5速MTまたは3速ATを組み合わせた。3グレードあったが、リヤシートは形状を改め、リクライニングもした。フロントのサーボ付きディスクブレーキ、エアコンなどは標準装備で、電動パワーステアリングとパワーウインドウがセットオプションだった。
91年1月、ターボ版を追加。11月にはスパイダー(2ドアコンバーチブル)を発売したが、翌年7月生産中止、モデル寿命を終えた。
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