LPEC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 09:33 UTC 版)
「ソニー・ICDシリーズ」の記事における「LPEC」の解説
ICDシリーズの特徴のひとつに、録音した音声の圧縮に「LPEC(エルペック)」という独自コーデックを使用していることが挙げられる。ICD-BP120/220で初めて採用され、以降発売された機種の多くで採用している。また、他社機種がMP3・WMAといった汎用コーデックを採用する中で、頑なにLPECのみ対応を貫いた時期もある。 以下に長所と短所を記す。 長所汎用コーデックに比べ圧縮率が高く、より長時間の録音が可能 ブックマーク・重要マークを設定することが可能ブックマークは、用件の途中に設定し、その位置を頭出しできる機能 重要マークは、用件に優先順位を付けて管理できる機能 事前に本体の日時設定をした上で録音を行うと、本体で再生した際に再生位置に合わせて録音日時表示も変化する 短所他人に音声ファイルを渡す場合、相手側ではそのまま再生することができない。別途プラグインをインストールしてもらうか、ファイル形式を変換して渡す必要がある 非可逆圧縮のため、ファイル形式変換時に音が劣化する場合がある 機種毎に拡張子が異なるなど、互換性がない。拡張子が同じであっても、録音した機種とは別の機種で再生する場合は、Digital Voice Editorより転送しないと再生できない場合がある
※この「LPEC」の解説は、「ソニー・ICDシリーズ」の解説の一部です。
「LPEC」を含む「ソニー・ICDシリーズ」の記事については、「ソニー・ICDシリーズ」の概要を参照ください。
- LPECのページへのリンク