KLモノレールとは? わかりやすく解説

KLモノレール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/31 06:38 UTC 版)

KLモノレール
KLモノレールの車両
基本情報
マレーシア
所在地 クアラルンプール
種類 モノレール
起点 KLセントラル駅
終点 ティティワンサ駅
駅数 11
開業 2003年8月31日
運営者 ラピドKL
路線諸元
路線距離 8.6 km
電化方式 直流750V
最高速度 80 km/h
テンプレートを表示
駅・施設・接続路線
0:00 ティティワンサ駅
チャウ・キット駅
メダン・トゥアンク駅
ブキッ・ナナス駅
ラジャ・チュラン駅
ブキッ・ビンタン駅
インビ駅
ハン・トゥア駅
マハラジャレラ駅
トゥン・サンバンタン駅
車両基地
8.6 KLセントラル駅
旧型車両

KLモノレール(ケイエル-モノレール、マレー語KL Monorail)は、マレーシアクアラルンプール市・KLセントラル駅からティティワンサ駅を結ぶ、アルヴェーグ式モノレールである。

概要

11駅8.6kmの路線で、最高速度80km/hで全区間を19分で結んでいる。運賃は距離制で、RM1.20〜2.50。全駅で自動改札が設置されている。

当初は日立製作所のモノレールシステムの導入が決定し、建設が始められたが、1997年に起こったアジア通貨危機の影響でマレーシアの通貨が暴落したため、外国企業への支払いは困難となった。このため、同年12月に工事を中断して、国内企業で車両の製造や建設を行う方式に切り替えた。1998年に工事を再開し、総工費11億8千万リンギットで、2003年8月31日に開業した。

しかしKLモノレール開業以降、経営にあたっていたKLインフラストラクチャグループは多額の減価償却費や利子支払による損失を被り、会計年度の2004年4月30日には、1508万リンギットの収益に対して、4624万リンギットの純損失を計上したと発表。このため政府系金融機関に借入を申し入れた。

2007年4月に政府との話し合いがもたれ、2007年11月にマレーシア政府100%出資のナショナル・インフラストラクチャ・カンパニー(略称:SPNB, マレー語:Syarikat Prasarana Negara Berhad, 英語:National Infrastructure Company Limited)に売却した。同時に、ラピドKLが運営を開始した。

車両

当初は2両1組の車両が使用された。2014年以降、新型車両への置き換えを進めている。輸送力増強のため、新型車両は4両1組で製造されている。車両は全てスコミ・レール製である。

駅一覧

駅番号 日本語駅名 英語駅名 営業キロ 接続路線
MR11 ティティワンサ駅 Titiwangsa 0.0 ラピドKLアンパン線/スリ・プタリン線(AG3 SP3)
MR10 チャウ・キット駅 Chow Kit    
MR9 メダン・トゥアンク駅 Medan Tuanku    
MR8 ブキッ・ナナス駅 Bukit Nanas   ラピドKLクラナ・ジャヤ線(KJ12)
MR7 ラジャ・チュラン駅 Raja Chulan    
MR6 ブキッ・ビンタン駅 Bukit Bintang   MRTスンガイ・ブロー-カジャン線(SBK18A)
MR5 インビ駅 Imbi    
MR4 ハン・トゥア駅 Hang Tuah   ラピドKLアンパン線/スリ・プタリン線(AG9 SP9)
MR3 マハラジャレラ駅 Maharajalela    
MR2 トゥン・サンバンタン駅 Tun Sambanthan    
MR1 KLセントラル駅 KL Sentral 8.6 KTMインターシティKTMコミューター(KA01)・ラピドKLクラナ・ジャヤ線(KJ15)
KLIAエクスプレス(KE1)・KLIAトランジット(KT1)

関連項目

外部リンク



KLモノレール

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KLセントラル駅」の記事における「KLモノレール」の解説

KLモノレールの駅舎のみマレーシア鉄道公社・ERL・ラピドKLクラナ・ジャヤ線合同駅舎離れており、「NU Sentral」と呼ばれるショッピングモールの中を経由してたどり着けることができる。長らく駅舎外での地上乗り換え余儀なくされていたが、ショッピングモール整備とともに新駅舎が整備され2014年連絡通路とともに供用開始された。 プラットホーム2面1線構造となっており、乗車ホーム降車ホーム分離されている。ハーフハイトタイプホームドア設置している。

※この「KLモノレール」の解説は、「KLセントラル駅」の解説の一部です。
「KLモノレール」を含む「KLセントラル駅」の記事については、「KLセントラル駅」の概要を参照ください。

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